信号コントローラーのモデリング

次のタイプの信号制御手順に対して信号コントローラーを定義できます:

固定時間制御およびデータファイルによる交通感応式制御

信号制御手順、[Fixed time control]-[固定時間制御][Epics Balance/Local] および [External]-[外部] では、アドオンモジュールVissigを使用して信号グループを定義し、構成できます。ネットワークエディターでは、信号機をVissimネットワークに追加できます。各信号機を目的の信号グループに割り当てます。

注意: 外部外部信号コントローラー用のDLLファイルは、購入された64ビットライセンスに従って64ビット版Vissimで提供されます。

ライセンスに外部信号コントローラータイプ [External]-[外部] が含まれている場合は、お使いのVissimの64ビット版に従ってDLLファイルをコンパイルする必要があります。

Vissimでは、ネットワークファイルを保存した場合にのみ、外部の信号コントローラーのデータにアクセスできるようになっています。こうすることで、コントローラーファイルとネットワークファイル*.inpxが同じディレクトリに保存されるようになります。

データファイルなしの交通感応式制御

データファイルを提供する必要なしに、以下のタイプの交通感応式信号制御手順の信号コントローラーを定義できます。これにより、必要な走行制御を自分でプログラムすることなく、簡単な交通感応式式信号制御を作成することができます:

Vissim は、これらのタイプの信号制御手順のために2つの信号グループを自動的に作成します。

  • メジャー交通流用のデフォルト信号グループ
  • 歩行者、鉄道、マイナー交通流用の呼出し信号グループ: 呼び出し感知器ポート番号を割り当てる必要があります。[Railway crossing]-[踏切] タイプでは、チェックアウト感知器のポート番号も割り当てる必要があります。
標準信号グループと呼び出し信号グループの信号状態シーケンス
  • 標準信号グループ:呼び出し信号グループの呼び出し感知器からの呼び出しがない限り、青色の定常信号。
  • 呼び出しがあった場合、標準信号グループはその最小青時間を考慮して赤に変化します。
  • 標準信号グループのクリアランス時間が経過すると、呼び出し信号グループは青に変化します。呼び出し信号グループは、時間が適宜設定されている場合、黄または赤-黄に変わります。
  • 呼び出し信号グループの最小青時間が経過すると、赤に変わります。
  • 呼び出し信号グループのクリアランス時間が経過すると、標準信号グループは青に変わります。