信号コントローラーのリンク

他の制御機器との通信をサポートする信号コントローラーをリンクすることができます。どの場合も、信号コントローラーの出力は他の信号コントローラーの入力にリンクされます。制御手順に応じて、例えば複数の信号コントローラー)間でマークを交換することができます。2つの信号コントローラー間のリンク数は無制限です。

1.  [Signal Control]-[信号制御] メニューから、[Signal Controller Communication]-[信号コントローラー通信] をクリックします。

[SC Communication]-[信号コントローラー通信] リストが開きます。リンクがない場合は、列タイトルのみが表示されます。

デフォルトでは、リストを編集できます (リストの使用)

2.  リストのツールバーで、[Add]-[追加] ボタン をクリックします。

デフォルトデータが入った新しい行が挿入されます。

注意: リストでは、 [Attribute selection]-[属性の選択] アイコンを使用し、属性値の表示と非表示を切り替えることができます (リストの列の属性とサブ属性の選択)

3.  必要な変更を加えます。

[Element]-[エレメント] [Description]-[説明]
FromSC 出力のリンク元となる信号コントローラー
FromChn 信号コントローラーの出力チャンネルの番号
ToSC 入力のリンク元となる信号コントローラー
ToChn 信号コントローラーの入力チャンネルの番号

次の時間ステップでは、信号コントローラーから出力チャネルに書き込まれたデータは、リンクされた入力チャネルに送信され、その制御によって読み出すことができます。

VAP制御手順の例

信号コントローラー 1 の出力 7 から信号コントローラー 3 の入力 5 への通信の定義。制御ロジックで、次のコマンドを使用してデータを送受信できます。

  • 信号コントローラー1の制御ロジックでは、以下のコマンドで出力7の出力値を1に設定します。

Marker_Put( 7, 1 )

  • シミュレーションの次の時間ステップで、信号コントローラー3の制御ロジックは、以下のコマンドを使用して、入力5からこの値を読み取ることができます。インプットの変数には数値を使用する必要があります。

値:= Marker_Get( 5 )

ユーザー定義の変数 [Value]-[値] は1に設定され、その後に実行するプログラムで使用できます。