分布の使用

特定のネットワークオブジェクトに対する車両の希望速度や、HGVの重量やパワーなど、Vissimではさまざまな場面で確率分布が使用されています。

分布の定義

以下の2つのリストにある分布の経験分布関数を定義することができます (経験的配分の定義)。分布を定義するとき、下限と上限の値を入力します。下限と上限の間の曲線で、スプライン点を挿入し、マウスで希望の値にドラッグして、分布の曲線を定義することができます。一般的に、おおむねS字型の分布と、平均値付近の集中を達成するには2つのノードで十分です。

また、以下の分布に対して正規分布に基づく分布関数を定義することもできます (正規分布の定義)。分布を定義するとき、標準偏差と平均の値を入力します:

分布の値は、ユニットのネットワーク設定に応じて表示されます (単位のネットワーク設定の選択)

また、以下の分布を定義することもできます:

[Deleting a distribution]-[分布の消去]

警告: 分布を削除すると、その分布に割り当てられているすべてのネットワークオブジェクトが削除されます。

それぞれの分布一覧から、分布を選択して削除することができます (リストツールバー)。これらの分布に割り当てられたネットワークオブジェクトも削除されます。2D/3Dモデル分布を削除すると、その分布に割り当てられているすべての車両タイプもまた削除されます。その結果、関連する車両カテゴリーや車両クラスに含まれる車両タイプが少なくなったり、全く含まれなくなったりする可能性があるため、Vissimは相対的な台数を削除することで車両インプットを調整します。

  • ►  削除したくないネットワークオブジェクトは、分布を削除する前に別の分布に割り当ててください。