シミュレーションのベースデータ
交通の確率的性質により、Vissimモデルにおいてこの種の変動を提供することが必要となります。Vissimの中心であるWiedemannの自動車追従モデルでは、確率分布に基づいてパラメータを導入することで、この点に対処しています(自動車追従モデルの動作原理)。
シミュレーションのベースデータには、ネットワーク全体の設定および車両や歩行者の動きのモデリングに関するすべての基本的なオブジェクト(分布、関数、挙動パラメータなど)が含まれます。ベースデータにはさらに、タイプとクラスが含まれます。これにより、多くのネットワークオブジェクトで同一のプロパティーをグループ化し、個々のオブジェクトに対してそれらを設定する必要がないようにすることができます。
インプットおよびアウトプットの属性に加え、すべてのネットワークオブジェクトにユーザー定義属性を定義できます。ユーザー定義属性は、予め定義された属性と同じ方法で、リスト内で編集および管理できます。
各属性について、エイリアスで別名を指定できます(属性名のエイリアスの使用)。