リスト内のリンクからのデータの表示
[Link evaluation]-[リンク評価] では、リンクとコネクターのセグメントまたは車線に基づいて、定義された時間間隔の車両の結果属性を記録できます。評価を車両クラスおよび個々の車両に限定できます。次の項目をネットワーク内で定義する必要があります。
- リンク (車両と歩行者のリンクのモデリング)
- コネクター (コネクターのモデリング)
- 車両インプット (自家用交通の車両インプットのモデリング)
反転走行する車両は記録されません。駐車場と、その車両の先のルートとなるリンクを結ぶコネクターを車両が走行する限り、前進で駐車場を出る車両は記録されません。
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注意: 評価したいリンクおよびコネクターの属性 [Link evaluation]-[リンク評価] が選択されていることを確認します (リンクの属性)。 |
集約されたパラメータに基づいてリンクにカラーを割り当てる場合は、[Links]‐[リンク] 評価に対して [Collect dataデータを収集] を選択します (集約したパラメータに基づいたリンクへのカラーの割り当て)。
デフォルトでは、すべての車両クラスのデータがまとめて入力されます。特定の車両クラスのデータを評価の中で別々に表示することもできます (リスト用の結果属性の評価の構成)。
排出クラスに基づいた排出量を計算して表示する場合、シミュレーション実行の最後にデータを転送するには、インターネット接続が必要です (Bosch Cloud Serviceで正確な排出量を計算します。)。
次のデータおよびデータフォーマットを保存できます。
[Output]-[出力} |
[ASCII file]-[ASCIIファイル] |
[MDB table]-[MDBテーブル] |
[Attribute file from attribute list]-[属性リストからの属性ファイル] |
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集約データ |
- |
- |
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未加工データ |
- |
- |
- |
- 属性リスト内の結果属性を表示 (属性リストの結果属性の表示)
- 結果リスト内の結果属性を表示 (結果リスト内の結果属性の表示)
1. [Evaluation]-[評価]メニューから、[Configuration]-[構成] > [Result Attributes]-[結果属性] タブを選択します。
2. [Links]-[リンク] 行で、オプション [Collect data]-[収集データ] を選択します。
3. 必要に応じて、時間や間隔を変更します (リスト用の結果属性の評価の構成)。
4. [More]-[詳細] ボタンをクリックします。
[Links]-[リンク] ウィンドウが開きます。
5. 必要な変更を加えます。
[Element]-[エレメント] | [Description]-[説明] |
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[Collect link results]-[リンクの結果を収集] |
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6. [OK] で確定します。
7. シミュレーションを開始します (シミュレーションの実行)。
リンクの評価の結果
- ► [Evaluation]‐[評価] メニューで、[Result lists]‐[結果リスト] > [Link evaluation results]‐[リンク評価の結果] をクリックします。
リンク評価には次のデータが含まれます。
[Attribute]-[属性] |
[Definition]-[定義] |
---|---|
[Vokume]-[交通量] |
交通量 [veh/h] マイクロスコピック的にシミュレートしたセクション外のリンクセグメントのメソスコピックシミュレーションの場合、以下の式を適用します: 交通量 = 合計距離 / (セグメント長 * 時間間隔長) [Segment length]-[セグメント長]:[Segment length]-[セグメント長]リンク属性の値 |
[Density]-[密度] |
車両密度 マイクロスコピック的にシミュレートしたセクション外のリンクセグメントのメソスコピックシミュレーションの場合、以下の式を適用します: 密度 = 合計走行時間 / (セグメント長 * 時間間隔長) |
[Speed]-[速度] |
平均速度 マイクロスコピック的にシミュレートしたセクション外のリンクセグメントのメソスコピックシミュレーションの場合、以下の式を適用します: (平均) 速度 = 合計距離 / 合計走行時間 |
[Emissions]-[排気] |
アドオンモジュール [API package]-[APIパッケージ] のみ:選択されたファイルEmissionModel.dllの排出計算の結果 (排気を計算するためのEmissionModel.dllへのアクセス)。 アドオンモジュールBoschの場合:ボシュの排出計算の結果 (Bosch Cloud Serviceで正確な排出量を計算します。) 排出値は以下にも表示されます。
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SimRun |
[Simulation run]-[シミュレーション実行]:シミュレーション実行の番号 |
LinkEvalSegs |
[Link evaluation segment]-[リンク評価セグメント]:リンク評価セグメントの番号 |
DelayRel |
[Delay (relative)]-[遅れ(相対)]:この時間間隔におけるこのリンクセグメント内のすべての車両の旅行時間の合計で割った遅れの合計 マイクロスコピック的にシミュレートしたセクション外のリンクセグメントのメソスコピックシミュレーションの場合、以下の式を適用します: 相対的損失時間 = 合計遅延/ 合計旅行時間 |
TimeInt |
[Time Interval]-[時間間隔]:データが集約される評価間隔の長さ |
デカルト世界座標の以下の属性も、リンク評価セグメントの間接属性としてリストに表示できます:
[Attribute]-[属性] |
[Definition]-[定義] |
---|---|
StartCoord |
[Start coordinates]‐[開始座標]:リンク評価セグメントが始まる座標(x)、(y)、(z) |
StartCoordX |
[Start coordinate (x)]‐[開始座標(x)]:開始座標のx値 |
StartCoordY |
[Start coordinate (y)]‐[開始座標(y)]:開始座標のy値 |
StartCoordZ |
[Start coordinate (z)]‐[開始座標(z)]:開始座標のz値 |
EndCoord |
[End coordinates]‐[最終座標]:リンク評価セグメントが終了する座標(x)、(y)、(z) |
EndCoordX |
[End coordinate (x)]‐[最終座標(x)]:最終座標のx値 |
EndCoordY |
[End coordinate (y)]‐[最終座標(y)]:最終座標のy値 |
EndCoordZ |
[End coordinate (z)]‐[最終座標(z)]:最終座標のz値 |
[Link]-[リンク] |
リンク評価セグメントがあるリンクの番号 |
StartPos |
[Start position]‐[スタート位置]:リンクのリンク評価セグメントの開始位置(メートル) |
EndPos |
[End position]‐[終了位置]:リンクのリンク評価セグメントの終了位置(メートル) |
メソスコピックシミュレーションのリンク評価結果の計算
以下の値は、時間間隔内のすべての車両について集約されたメソエッジごとに記録されます:
- [Total path length]‐[合計経路長さ]
- [Total travel time]‐[合計旅行時間]
- [Total delay]‐[合計遅延]:車両が目的の一定速度で走行していた場合、遅れはメソエッジ上の実際の移動時間から移動時間を差し引いた値として定義されています。
長さ[zero]-[ゼロ]でメソエッジに記録された値は、リンク上のメソエッジ上にあるリンクセグメントにのみ割り当てられます。
始点コネクターと公共交通路線コネクターから得られる測定データは無視されます。これらのエッジ上の車両は、“[inserted into the network]‐[ネットワークに挿入済み]”にはまだ計上されていないからです。これらのエッジにおける遅れは、[Delay (latent)]‐[潜在遅延時間] に計上され、リンク評価には記録されません。始点コネクターの [Delay (latent)]‐[潜在遅れ時間] = ゾーン コネクター / アブストラクト駐車場は、[Parking Lots]‐[駐車場] 評価に表示されます(リストの駐車場結果の表示)。
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