集約したパラメータに基づいたリンクへのカラーの割り当て

シミュレーション中に、リンクセグメントに基づいたカラーで分類し、交通関連のパラメータを表示できます。これらの交通関連パラメータでは、現在のシミュレーションの結果の属性(交通量、密度、排出、遅延時間(相対)など)を選択できます。データを視覚化するために、カラーを定義したり、予め定義されたカラースキーム(ボリューム、密度、排出、遅延時間(相対)など)を選択することができます。それにより、ネットワークでのシミュレーション時に個々のリンク上の車両のパラメータを簡単に区別することができ、大規模なネットワークでもホットスポットを簡単に見つけられます。

エリア内の歩行者に対して同様の設定を行うことができます (集約された歩行者の値を表示するためのLOSスキームの使用)

同時に、属性やシミュレーションデータに基づいて、シミュレーション内の車両を色付けして表示することもできます (属性に基づいた車両へのカラーの割り当て)(シミュレーション中の車両へのカラーの動的な割り当て)

表示タイプはリンクごとに割り当てられるため、表示タイプの [Drawing order 3D]‐[描画オーダー 3D] 属性は、表示が [Use color scheme]‐[色スキームを使用] グラフィックパラメータに基づいて表示されるリンクにも影響します。

1.  シミュレーションを開始する前に、[Evaluation]‐[評価] メニューから、[Configuration]‐[構成] > [Result Attributes]‐[結果属性] タブ > [Links]‐[リンク] を選択し、次の設定を行います。

2.  [Collect data]‐[収集データ] を選択します。

3.  [開始時間][終了時間] ボックスに、分類して表示するためのデータを収集するシミュレーションの時間(秒数)を入力します。

4.  [Interval]‐[間隔] ボックスには、データを集約する時間間隔の長さを入力します。

5.  [More]-[詳細] ボタンをクリックします。

6.   データの収集方法を選択します。

  • [per lane segment]-[車線セグメントごと]:それぞれの車線ごとに収集します
  • [per link segment]-[リンクセグメントごと]:すべての車線でまとめて収集します

7.  ネットワークオブジェクトサイドバーの [Links]‐[リンク] の横にある [Edit graphic parameters]‐[グラフィックパラメータの編集] ボタンをクリックします。

ネットワークオブジェクトタイプのグラフィックパラメータのあるリストが開きます (ネットワークオブジェクトのグラフィックパラメータのリスト)

8.  [Drawing mode]-[描画モード] リストボックスで [Use color scheme]-[色スキームを使用] をクリックします。

9.  グラフィックパラメータのリストで、[Color scheme configuration]-[色スキームコンフィグレーション] をクリックします。

[Edit Color Scheme for Links]‐[リンクのカラースキームを編集する] ウィンドウが開きます。

プログラムの起動後にオプションが無効化されているためウィンドウが開かない場合は、行末の  アイコンをクリックするとウィンドウが開きます。

[Classification based on]‐[分類の根拠][Lanes]-[車線] または [Segments]‐[セグメント] を選択します。これは、リンクの評価の構成で [per lane segment]‐[車線セグメントごと] または [per link segment]‐[リンクセグメントごと] のいずれのオプションを選択したかによって決まります (リスト内のリンクからのデータの表示)

10.  [Classification based on]‐[分類の根拠] エリアで [Segments]‐[セグメント] を選択します。車線は、静的な属性のみを持ちます。

11.  必要な変更を加えます。

[Symbol]-[記号] [Element]-[エレメント] [Description]-[説明]

[Attribute]-[属性]

属性の選択ウィンドウが開きます。結果属性をフィルタリングできます (表示するサブ属性を選ぶためのフィルター設定)

[Predefined color scheme]-[予め定義されたカラースキーム]

[Select pre-defined color scheme]‐[予め定義されたカラースキームを選択] リストボックス:定義されたカラースキームを選択すると、下のリストに表示されます。カラースキームにはさまざまなカラーとクラスの境界が定義されています:

  • [Red-yellow-green]-[赤黄緑]:11のクラス、デフォルトが0.500のクラスサイズ、11カラー
  • [Green-Amber-Red]-[青-黃-赤]:11のクラス、デフォルトではクラスサイズは0.500、11カラー
  • [Speed]-[速度]:11クラス、ピンクから赤、黄、緑から最大値(白)までの11カラー
  • [Density]-[密度]:11クラス、白から水色、青から最大値(白)までの11カラー
  • [Volume]-[交通量]:11クラス、白から水色、青から最大値(白)までの11カラー
  • [Relative delay]-[相対遅延]:111クラス、白から水色、青から最大値(白)までの11カラー

 

[Element]-[エレメント] [Description]-[説明]

[List]-[リスト]

  • [Lower bound]-[下限] 列:この値の範囲内で、選択した属性の下限を表す値です。上の行の上限に基づいた [MIN]-[最小] からの値になります。
  • [Upper bound]-[上限] 列:この値の範囲内で、選択した属性の上限を表す値です。上限はこの値の範囲内のものです。
  • [Color]-[カラー] 列:カラーを選択します。RGB値を入力することもできます。

値の単位は、選択された属性によって異なり、選択した属性の下の [Classification]-[分類] セクションに表示されます。

[Range scale factor]-[範囲のスケール係数]

  • 上限と下限の係数を入力します。
  • [Apply]-[適用] ボタン:上限と下限の値に係数を乗算します。

12.  [Color]-[カラー] 列のRGB値を変更する場合は、目的の列をダブルクリックします。

13.  [OK] で確定します。