図表の作成
データを棒グラフ、散布図、折れ線グラフでグラフィック表示すると、比較や分析、あるいはレポートやプレゼンテーションでの利用に便利です。
Vissimでは、図表に以下のデータを表示できます:
- ベースデータまたはネットワークオブジェクトの属性といったVissimネットワークの特性を含むデータ。これには、ユーザー定義属性のデータも含まれます。
- 結果リストからの結果属性など、シミュレーションから生じるデータ
サンプル棒グラフ、折れ線グラフ
例として、図では、3回のシミュレーション実行で記録した [Vehicles]‐[車両] 数が、5つの[Data Collection Measurements]‐[データ集計計測範囲] の棒として示され、また3回のシミュレーション実行での車両の平均測定数が折れ線としてプロットされています (クイックスタートガイド、図表の作成), (事前選択なしの折れ線グラフや棒グラフの作成):
散布図
散布図は、ネットワークオブジェクトのデータの相関を視覚化するときに特に便利です。たとえば、2つの異なる結果属性の比較や、複数のデータシリーズの質的比較を行うことができます (散布図の作成)。現在のシナリオと比較シナリオのデータは、散布図には表示できません。
例
- 基本図:[traffic flow Q]-[交通流Q](その時間間隔内の車両数)を、シミュレーション実行の間にVissimネットワークで記録した[average speed]-[平均速度](その時間間隔内のすべての車両の平均速度)と比較します。値は、リンク評価セグメントと時間間隔に基づいたリンク評価とともに記録されています。時間間隔ごとに、散布図にポイントが作成されます。
- 校正: 複数回のシミュレーション実行の選択した結果属性を散布図に表示し、それらを測定データと比較して、差分を特定して評価します。たとえば、交差点や分岐合流点の容量を主要な交通流の中の交通量と比較できます。あるいは、入口における列の長さと遅れを表示したり、Vissimネットワークにおける車両数と遅れを動的配分の一部として視覚化できます。
図は、[Density (Density (All))]‐[密度(密度(すべて))] を、リンク評価セグメントを基準にしたリンク評価で得た [Volume (Volume (All))]‐[交通量(交通量(すべて))] と比較した例です。[Data series]‐[データシリーズ] のエントリ [Simulation runs(シミュレーション実行)] では、3回のシミュレーション実行で得られた結果を比較できます。Vissimでは、データシリーズの各グループのポイントに同じカラーを自動的に割り当てます。
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I編集方法については以下参照:
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