ノードのモデリング

Vissimでは、道路ネットワークの形状が極めて詳細にモデリングされます。運転手がネットワークの具体的な経路を決めるには、このような正確さは必要ありません。ノードでの正確な交通経路には関連性がなく、曲がることができるノード上での方向が関連します。

ネットワークモデルの複雑さを緩和し、それによって必要な計算時間やメモリも削減するために、ネットワークのパーツをノードとして識別することができます。これらの位置は、少なくとも、経路が合流する場所か、または別の方向へ分岐する場所となります。通常これらは、実際の交差点を示すネットワークセクションとなっています。複数の交差点を含む大規模なネットワークを1つのノードにグループ化しないでください。

評価、動的配分およびメソスコピックシミュレーションのためのノード

メソスコピックシミュレーションのためのノードは、Vissim ネットワーク全体に対して生成することができますが、ネットワークエディターで個別に定義することもできます。評価や動的配分のためのノードは、ネットワークエディターで定義します。ノードの属性において、ノードの用途(評価、動的配分、メソスコピックシミュレーション)を選択できます。

ネットワークの特殊性に応じて、ノードを評価、動的配分、メソスコピックシミュレーションに使用することができます。ただし、ネットワークの特殊性によっては、メソスコピックシミュレーション用に追加のノードをモデリングする必要がある場合もあります (メソスコピックノード-エッジモデル)

動的配分を実行するために必要なのは、それぞれのラウンドアバウトまたは複雑な交差点ごとに1つのノードのみです。これらのノードについては、属性 [Use for dynamic assignment]-[動的配分に使用] を選択します。2つの動きの交錯ごとに別個のノードを定義する必要はありません。サンプルファイル..\Examples Demo\Roundabout Schenectady.US\Roundabout Schenectady.inpx

ネットワークの境界線にあるノード

動的配分のためには、ネットワークエディター内でリンクが開始または終了するネットワークの境界線上にノードが必要です。サンプルファイル..\Examples Training\Dynamic Assignment \Detour\Detour.inpx

注意:  

  • メソネットワークノードは、動的配分のノードと交差することができます。
  • 動的配分のノード同士が交差することはできません。
  • メソネットワークノード同士が交差することはできません。
  • ノードが重複しているネットワークファイル*.inpxを開くか、または隣接ノードに重複するノードを追加すると、エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージと重複しているノードの数が [Messages]-[メッセージ] ウィンドウに表示されます (メッセージと警告の表示)
  • メソスコピックシミュレーションでは、ノードタイプの違いが区別されます (メソスコピックノード-エッジモデル)