対向車線で追い越すためのネットワークオブジェクトと属性の定義
1. 車両に対して定義した希望速度と加速によって追い越しが可能であることを確認してください。
2. ネットワークエディタで、追い越される側の車両に対し、通常の車線はあるが追い越し車線のないリンクを1つ以上定義します (リンクの定義)。
3. 反対方向のリンクを生成します (対向車線の生成)。
4. 最初のリンクに対して次の属性を指定します (リンクの属性)。
5. 属性 [Number of lanes]-[車線数](NumLanes)の値を「1」増やします。
車線数には追い越し車線が含まれます。
6.
[Has passing lane]-[追越車線あり](HasOvtLn)を選択します。
7. 必要な設定を行います (リンクの属性)。
- [Overtake speed factor]-[追越速度係数](OvtSpeedFact)
- [Look ahead distance for passing]-[追越前方距離](LookAheadDistOvt)
- [Assumed speed of oncoming traffic]-[対向車想定速度](AssumSpeedOncom)
- [Overtake only PT]-[公共交通のみ追い越す] (NurÖVÜberh):無効にすること
8. 追い越し動作後に車両が戻る車線に対して、[No lane change left – All vehicle types]-[左車線変更禁止 – 全車両種別] (NoLnChLAllVehTypes)を、無効化しておく必要があります。
9. 追い越し車線について、属性 [Blocked vehicle class]-[ブロックされている車両クラス](BlockedVehClasses)には、追い越しを行おうとしている車両クラスが含まれていないことを確認してください。
10. 重複するリンクについて、次の属性を指定します (リンクの属性)。
- [Look ahead distance for passing]-[追越前方距離](LookAheadDistOvt)
- [Assumed speed of oncoming traffic]-[対向車想定速度](AssumSpeedOncom)
11. 車両インプットを定義するか、またはアドオンモジュール動的配分で車両を作成します (車両インプットの定義)、(動的配分の使用)。
対向車線で起こしを行うには、車両が車両経路または動的配分の経路上にある必要があります。
12. 車両インプットを定義している場合、車両が追い越されるリンクを経由する車両経路を定義します (車両経路、部分的車両経路および経路決定のモデリング)。
動的配分を利用する場合、Vissimは車両を経路に分布させます。Vissimは、経路を経路ファイルに保存します (動的配分の使用)、(動的配分のファイル)。
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