駐車経路の定義
車両に駐車場を使わせたい場合は、目的の駐車場までつながる [Parking lot]-[駐車場] タイプの車両経路を定義します駐車ルートを定義するには、目的の駐車場に配置されているリンクと目的地セクションに経路決定を挿入します。経路決定に対して、異なる駐車場に配置された複数の目的地セクションを定義することもできます。配置した経路決定がコネクター上に置かれる場合もあります。駐車場がコネクター上に配置されている場合、目的地セクションもコネクター上に置かれる場合があります。[Reverse parking]-[逆向き駐車] 属性は、これらのコネクターでは選択してはなりません。 リンクとコネクター上で駐車ルートをモデル化する場合、自己交差は避けてください。
車両が [Parking lot]-[駐車場]タイプの経路決定を通過する場合、その経路決定で現在の時間間隔の駐車率と駐車時間があるかどうかを Vissim チェックします。この場合、 Vissim は、車両が駐車するかどうかを決定できます。
時間間隔を介して時間制限を割り当てることができます (ネットワークオブジェクトタイプの時間間隔の定義)、(属性リストからの時間間隔の呼び出し)。経路決定のルートに対する交通量のパーセンテージベースでの分配が一時的に変化する場合は、互いに重複しない複数の時間間隔を定義する必要があります。
駐車経路決定の場合、左側のリストの、[Select Attributes]-[属性を選択] ウィンドウで割り当てられた時間間隔が、サブ属性、[Parking duration]-[駐車期間] および [Parking rate]-[駐車率] で考慮されます。これらは、[Parking Routing Decisions]-[駐車場経路決定] リストで選択し、表示できます (リストの列の属性とサブ属性の選択)。
車両がバック走行で駐車スペースから出ることができる駐車場までの駐車ルートを定義すると、Vissimは、複数のセクションを使用して内部で駐車ルートを作成します。最短経路検索により、駐車場につながる経路決定のセクションが定義されます。元のルートにバック走行で戻る場合、Vissimは次のセクションを定義します。
- 車両がバック走行をやめ、停止状態となり、その後ルートの前進走行を続けるポイントまで伸びるセクション。
- 駐車場までつながるコネクターが始まるポイントまで伸びるセクション。
- このコネクターの始まりから元のルートの次のセクションまで伸びるセクション。
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注意:
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1. ネットワークオブジェクトサイドバーで、[Vehicle Routes]-[車両経路] をクリックします。
ボタンがハイライト表示されます。ネットワークオブジェクトタイプのバリエーションは、括弧内に表示され、ボタン が表示されます。
2. [Vehicle Routes]-[車両経路] を再度クリックします。
リストボックスが開きます。
3. [Parking lot]-[駐車場] を選択します。
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ひとこと: 次の手順で経路決定を挿入するかわりに、ショートカットメニューから、[Parking routing decision]-[駐車場経路決定] をクリックします。 |
4. [Ctrl] キーを押したまま、ネットワークエディタで、経路決定の横断面の目的の位置にある目的のリンクまたはコネクターを右クリックします。
5. キーを放します。
デフォルトでは、紫色のバーが挿入されます。この開始セクションに対して複数の目的地セクションを挿入したい場合は、次の手順を実行してください。これにより、駐車場に目的地セクションを挿入し、その後それぞれの属性を定義できます。
この開始セクションに目的地セクションを挿入する場合は、次の手順を一度だけ実行します。
6. 目的の駐車場の駐車スペースにカーソルを合わせます。
Vissimが有効なリンク順序を見つけられない場合は、青い帯も水色のバーも表示されません。あるいは、帯が途切れる場合もあります。目的地セクションに別の駐車場を選択するか、あるいはリンクが正しくコネクターに接続されていない場合などは、Vissimネットワークを修正してください。
Vissimが、開始セクションとマウスのポインターの位置の間に、リンク順序経由で有効な接続を見つけると、リンク順序はデフォルトでは青色の帯で表示されます。
マウスのポインターを合わせているリンクのエッジには、移動方向を示す黒い矢印が表示されます。駐車場内の水色のバーは、目的地セクションを配置できる位置を示します。
7. この位置をクリックします。
8. 追加の目的地セクションを挿入するには、該当する駐車場で、目的の位置をクリックします。
9. 追加の目的地セクションをそれ以上追加したくない場合は、ネットワークエディタで空のエリアをクリックします。
デフォルトでは、水色のバーが目的地セクションに追加されます。[Parking Lot]-[駐車場] タイプの車両経路の場合、その経路は目的地の駐車場の開始地点で終了します。オブジェクト生成後にリストを自動的に開く設定になっている場合、[Parking routing decisions]-[駐車場経路決定] リストが開きます (オブジェクト作成後の右クリックの挙動と操作)。 このネットワークオブジェクトタイプの属性と属性値が左側のリストに表示されます。これは、2つの結合リストで構成されています。
10. 属性を編集します (駐車経路決定の属性)、( 駐車場ルートの属性)。
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ひとこと: 経路決定をあとで目的地セクションに割り当てることもできます。 1. ネットワークオブジェクトサイドバーで、[Vehicle Routes]-[車両経路] > [Parking Lot]-[駐車場] をクリックします。 2. [Ctrl] キーを押します。 3. ネットワークエディタで経路決定を右クリックします。 4. キーを放します。 5. 目的の駐車場で、目的の目的地セクションの位置をクリックします。 6. 追加の目的地セクションをそれ以上追加したくない場合は、ネットワークエディタで空のエリアをクリックします。 |