歩行者挙動のネットワーク設定の選択

歩行者挙動のデフォルト値を定義できます。これらは、定義する歩行者ルートのグローバルモデルパラメータとして機能します。グローバルモデルのパラメータを変更しても、すでに定義した歩行者ルートのパラメータは変更されません。

1.  [Base Data]-[ベースデータ] メニューから [Network Settings]-[ネットワーク設定] をクリックします。

2.  [Pedestrian Behavior]-[歩行者挙動] タブを選択します。

3.  必要な変更を加えます。

[Element]-[エレメント] [Description]-[説明] (グローバルモデルパラメータの定義)
[Social force calculation]-[ソーシャルフォースの計算]
[Search neighborhood grid size]-[隣接グリッドサイズの検索]

歩行者が相互に影響を及ぼし合うまでの最大距離。デフォルト値は5.00 m

[Potential cell size of internal destinations]-{内部目的地の考えられるセルサイズ]

このパラメーターは、階段、斜面またはドアを通る歩行者ルートを計算するために公共交通車両によって設定される制御ポイントの距離を指定します。 歩行者ルートの中間ポイントをここに入力する必要がない場合は、Vissim は、歩行者ルートの内部経路ポイントに基づいて歩行者ルートを計算します。デフォルトは0.15 mです (グローバルモデルパラメータの定義)

[Default obstacle distance]-[デフォルトの障害までの物距離]

静的ポテンシャルの計算時のみ:近接の壁が距離ポテンシャルに影響するまでの距離を指定します。デフォルトは0.50 mです (グローバルモデルパラメータの定義)

 

[Element]-[エレメント] [Description]-[説明] (グローバルモデルパラメータの定義)
[Queuing]-[行列形成]

[Queue order]-[滞留の整列度]

この値が大きければ大きいほど、エリアやエレベーター内の歩行者の歩行者列が整然と(順序よく並ぶ)なります (エリアの属性), (エレベーターの属性)

  • 0.0:歩行者はグループに分かれて立っている
  • 1.0:順序よく整列した歩行者の待ち行列

デフォルト:0.70

[Queue straightness]-[待ち行列の真直度]

この値が大きければ大きいほど、エリア内の歩行者が待機する待ち行列が真っ直ぐになります (エリアの属性)

  • 0.0:蛇行した待ち行列
  • 1.0:真っ直ぐな待ち行列

デフォルト:0.60

 

[Element]-[エレメント] [Description]-[説明] (グローバルモデルパラメータの定義)
[Behavior with dynamic potential]-[動的ポテンシャルによる挙動] (動的ポテンシャル)

[Pedestrians - direction change clipping]-[歩行者 - 道路変更切取]

 このオプションを選択すると、任意の速度で、最速の経路と最短の経路の間の角度を増やすことができます。

[Direction change angle]-[方向転換の角度]

最速の経路と最短の経路の間の角度を、1回のステップから次のステップまで増やすことができる最大許容角度。デフォルト値は4.0度です。

 

[Element]-[エレメント] [Description]-[説明] (グローバルモデルパラメータの定義)
[Computation of experienced Level of Service]-[サービスの経験レベルの計算]

[Radius for the computation of the pedestrians personal area:]-[歩行者のパーソナルエリアの計算の半径]

ある歩行者を中心とした半径。そこに共存する他の歩行者を記録し、歩行者ベースの密度を計算します (リスト内のネットワーク内の歩行者の表示)。デフォルト値は2.00 m。