リスト内の遅れ計測の表示

遅れ計測では、観察されたすべての車両について平均遅れが計算されます。そこでは、その他の車両、信号制御またはその他の必要とされる停止がないトリップと比較されます。反転する車両は考慮されません。

車両旅行時間計測を通過するすべての車両が遅れ計測によって記録されます。

注意: 車両が複数の旅行時間計測によって記録される場合、それに相応する頻度で遅れ計測に入力されます。

デフォルトでは、すべての車両クラスのデータがまとめて入力されます。特定の車両クラスのデータを評価の中で別々に表示することもできます (リスト用の結果属性の評価の構成)

次のデータおよびデータフォーマットを保存できます。

[Output]-[出力} [ASCII file]-[ASCIIファイル] [MDB table]-[MDBテーブル]

[Attribute file from attribute list]-[属性リストからの属性ファイル]

集約データ

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未加工データ

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遅れ計測の評価の結果

遅れ計測には、次の属性値が含まれる場合があります。

[Column]-[列] [Description]-[説明]

SimRun

[Simulation run]-[シミュレーション実行]:シミュレーション実行の番号

TimeInt

[Time Interval]-[時間間隔]:データが集約される評価間隔の長さ

DelayMeasurement

[Delay measurement]-[遅れ計測]:遅れ計測の番号と名前

StopDelay

公共交通停留所および駐車場での停止を除く、車両ごとの平均停止遅れ(秒)

VehDelay

[Vehicle delay]-[車両の遅れ]:すべての車両の平均遅れ

旅行時間計測を離れる車両の遅れは理論上の旅行時間(理想的な)を実際の旅行時間から引いて求められます。負の遅れが発生することはありません。

理論上の旅行時間とは、他の車両や信号制御、あるいは他の停止理由がない場合に達成できたと考えられる旅行時間です。

遅れは、減速エリアにおける減速の原因にはならず、負の遅れは発生しません(減速エリアを使用した希望速度の修正)

目的の速度決定による遅れを計算するため、Vissimでは、理論上の速度が計算され 、それが現在の速度と比較されます(希望速度決定を修正するための希望速度の使用)

実際の旅行時間には、停留所での公共交通車両の乗客サービス時間や、実際の駐車場での駐車時間は含まれません。

公共交通停留所の前のブレーキや公共交通停留所の後でのその後加速は、遅れの一部となります。

Stops

公共交通停留所および駐車場での停止を除く、車両ごとの車両停止の平均回数

Vehs

車両数

PersDelay

[Person delay]-[人物の遅れ]:車両のすべての占有者の平均遅れ [s]

Pers

車両内の乗員数:[number of vehicles * average occupancy rate]‐[車両数 * 平均占有率]