ターン値の視覚化
2Dモードでターン値を視覚化できます。ターン値は、ノード内のターン関係に沿った結果属性またはユーザー定義属性の値を示します。また、 [Movements]-[動き] リストで選択した動きは、カラーで表示されます (ノードの属性)。ネットワークエディタで、1つあるいは複数のノード内で発生するターン値を視覚的に比較できます。
視覚化の属性の選択
ネットワークオブジェクトタイプのグラフィックパラメータ [Node]-[ノード] で、ターン値の表示設定を構成する際には、次の2つの属性を選択します (ターン値の視覚化の構成)。
- ターン値のカラーを使用して Vissim が値を視覚化する属性。それぞれのカラーがクラスに割り当てられます。各クラスの値の範囲を選択できます。
- ターン値の幅を使用してVissimの値を視覚化される属性。幅のスケーリングを選択できます。Vissimは、それぞれのターン値の始まりと終わりに属性値を数字で表示することもできます。この場合、次のエレメントを十分な大きさで選択する必要があります。十分な大きさがなければ、数字の値がどれもあるいは部分的に表示されません。
- ターン値の視覚化のセクション
- [Turn value bar width (maximum)]-[ターン値バーの幅(最大)] の値:
- ネットワークエディタでの拡大率
数字の属性値に加えて、合計の値を表示することもできます (ターン値の視覚化の構成)。弓形のアーチによって、数字の属性値と合計値が区別されます。
ターン値の視覚化の有効化
ネットワークエディタでターン値を視覚化するには、ネットワークオブジェクトタイプ [Node]-[ノード] のグラフィックパラメータで [Turn value visualization]-[ターン値の視覚化] を選択します。
ノード 属性 [Object visibility]-[オブジェクトの表示/非表示] でも、ターン値の表示が制御されます。
さらに、任意の各ノードに対して、ターン値の視覚化を有効化することができます (ターン値の視覚化の有効化)。これにより、シミュレーション実行中またはその後に、1つあるいは複数のノードで発生したターン値を比較することができます。シミュレーション実行中、ターン値は [node]-[ノード] の評価に対して設定された [interval]-[間隔] に基づいて視覚化されます。
ノード評価の選択
[Node]-[ノード] 評価を実行するには、まず属性 [Collect data]-[収集データ] を選択します (ノードの評価)。視覚化したいターン値のあるそれぞれのノードに対して、[Use for evaluation]-[評価に使用] 属性を選択します。
ノード評価のためのノード-エッジグラフを作成する必要があります(ノード-エッジグラフの生成)。
ターン値の視覚化のグラフィック表示
外側から内側へのエレメント:
青い輪郭の水色の円 |
ターン値の視覚化の範囲を定義します。このエリアの拡大/縮小が可能です (ノードで視覚化するターン値のサイズの編集)。 |
矢印マーク |
移動の方向を示します。 |
矢印マークの隣の値 | 水色の円が十分に大きい場合:それぞれの入出力のターン値の帯の属性値の合計 |
円のセグメントの弧 |
矢印マークと属性値からの合計を分離します。 |
円のセグメント |
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円のセグメントとターン値の帯の間の値 |
水色の円が十分に大きい場合:それぞれのターン値の帯の始まりと終わりの数字による属性値。 |
ターン値の帯 |
入口から出口までの、ノード内の各ターン関係はターン値の帯によって表されます。始まりと終わりの幅とカラーは、ターン値の視覚化の構成と選択された属性の値に基づきます (ターン値の視覚化の構成)。視覚化の際にターン値の帯の重複を避けるには、中心のこの幅を細くします。帯のこの部分の幅は、値の視覚化には使用されません。 ターン値の幅とカラーは、[node]-[ノード] の評価に設定された[interval]-[間隔]に基づくため、すでに表示されているターン値の幅とカラーは、シミュレーション中に変化します。 |
例:
グラフィックでは、次の設定のターン値の視覚化が表示されます。
- ターン値のカラー: [Vehicle delay]-[車両遅延](VehDelay)属性の値は、 [Relative delay]-[相対損失時間] の配色に基づいて分類されています。
- ターン値の幅: [Vehicles]-[車両] (Veh)属性の値を視覚化するために使用されます。
- ターン値の最初の数字が、Vissimがノードのターン関係の始まりで決定する属性値 [Vehicle]-[車両](Veh)を表示している場合。したがって、終わりの数字は、Vissimがノードのターン関係の終わりで判別する属性値を表示します。Vissim は、ネットワークエディターで選択されたネットワークの拡大に応じて、図を自動的に表示または非表示にします。