背景画像としての画像ファイルのロード

詳細な Vissim ネットワークモデルの背景画像として、実際の縮尺のデジタルマップを挿入できます。試験エリア全体を構成するグラフィックファイルのみを挿入してください。デジタルマップのグラフィックファイルをVissimの背景画像としてロードし、ネットワークエディタに表示します。ロード時間は、ファイルサイズによって異なります。

*.bmp*.wmfなど、グラフィックに適したファイルフォーマットでグラフィックをロードします。ロードできないファイルフォーマットの場合は、メッセージが表示されます。

球メルカトル図法の地理参照グラフィックファイルの場合: グラフィックファイルをロードするときに、画像のサイズや位置情報を考慮 Vissim するかどうかを選択できます。

Vissim は地図投影を使用しません。CADソフトウェアで作成されたファイルに含まれるような、地図投影によって得られたデータは考慮されません。 Vissimネットワークの背景をモデル化するために、地図投影に基づいたグラフィックファイルを使用すると、長さ情報やシミュレーション結果が歪む可能性があります。地図投影のデータの入った Vissimグラフィックファイルをロードする前に、CADプログラムで座標系を投影のないメートル法に変更してください(例:AutoCAD Map 3Dに)。

CADプログラムからのグラフィックファイルには、透明なピクセルが含まれている場合があります。この透明性は VissimNET Frameworkで維持されます。

注意:  

  • ネットワークオブジェクトを追加する際に、[Ctrl] キーを押す必要がないように指定できます (オブジェクト作成後の右クリックの挙動と操作)
  • 一部のネットワークオブジェクトの場合、ネットワークオブジェクトの属性を定義し、編集できるウィンドウがあります。すべてのネットワークオブジェクトには、このためのリストがあります。ネットワークエディタでのネットワークオブジェクトの定義のために、ウィンドウまたはリストを開くか、そのいずれも開かないかを選択できます (オブジェクト作成後の右クリックの挙動と操作)

1.  ネットワークオブジェクトサイドバーで、 [Background Images]-[背景画像]をクリックします。

2.  [Ctrl] キーを押したまま、ネットワークエディタ内で目的の位置を右クリックします。

3.  ショートカットメニューの [Add new Background Image]-[新しい背景画像の追加]をクリックします。

[Select Bitmap Files]-[ビットマップファイルの選択] ウィンドウが開きます。

4.   インポートするグラフィックファイルを選択します。

5.  [Open]-[開く] ボタンをクリックします。

ファイル形式と、ファイルに保存されているイメージのサイズおよび/または位置に応じて、 [Add background]-[背景を追加します] ウィンドウが開き、いくつかのオプションが表示されます。

  • グラフィックファイルがイメージのサイズや位置に関する情報を含み、*.dwg または *.shp で保存されている場合、 [Add background]-[背景を追加] ウィンドウが開き、オプションが表示されます。

6.  このウィンドウが開いたら、必要なオプションをクリックします。

  • グラフィックファイルがイメージのサイズや位置に関する情報を含み、 *.dwg または *.shp のファイル形式ではなく、 *.bgr または *.hgr のファイル形式で保存されている場合、 [Add background]-[背景を追加します] ウィンドウが開き、オプションが表示されます。

7.  目的のエントリをクリックします。

8.  ネットワークエディタツールバーで、 [Show entire network]-[ネットワーク全体を表示] ボタンをクリックします。

デジタルマップ全体が表示されます。

デジタルマップの名前と縮小ビューが [Background images toolbar]-[背景画像ツールバー] に表示されます。