セクションのモデリング

セクションを使用すると、シミュレーション中に、歩行者エリア上の歩行者や、リンク上の車両といったネットワークオブジェクトのデータを記録できます。このデータをアニメーション録画に保存し、歩行者データを評価用に保存することができます。セクションは、レベル上に存在し、複数のネットワークオブジェクトリンク、コネクター、および構造エレメントなどのVissimのパーツを超えて拡張できます。

構造エレメントに覆われていないエリアは、セクションが原因で歩行可能エリアになることはありません。測定には、セクションによって覆われている歩行者エリアの一部分の歩行者のみが含まれます。

密度や、Vissimの歩行可能エリアのパーセンテージなど、歩行可能な歩行者エリアのサイズが測定値において使用されている場合:覆われているエリアと、構造エレメントのないエリアが障害物として除外されます。

セクションを、ポリゴンまたは長方形として編集できます (長方形としてのセクションの定義)(ポリゴンとしてのセクションの定義)

Vissimネットワークのハイブリッドシミュレーション中に、ネットワークの一部に対してマイクロスコピックシミュレーションを選択する場合は、これらの部分にセクションを定義する必要があります (メソスコピックシミュレーションの使用)。これらのセクションは、メソスコピックシミュレーションのシミュレーションパラメータで選択します (ハイブリッドミュレーションでの選択)

メソスコピックシミュレーション中のセクションのモデリングには、次の項目が適用されます。

  • これらのセクションの境界線がメソノードを通過しないこと。
  • これらのセクションの境界線が特定のネットワークオブジェクトと交差しないこと。これには、駐車場、交錯エリア、優先ルール、公共交通停留所、減速エリアなどが含まれます。
  • トランジションエリアでの車両の挙動にアーチファクトが発生しないように、セクションの境界が、自動生成されたものも含め、既存のメソノードから十分な距離にあることを確認します。