横方向漂流速度の使用

横方向漂流速度に関する関数を定義することができます。[Curve speed]-[カーブ速度]関数を使用して計算される速度商に対して、車両の横方向漂流速度を決定することができます。Vissim は、速度超過により横方向位置が変化した車両の横方向オフセット[Lateral deviation (excessive speed)]-[横方向逸脱(速度超過)]を算出するために、[Lateral drift speed]-[横方向漂流速度]機能を使用します。[Radius]-[半径]属性が[Radius of curvature]-[曲率半径]xに対応する車両が、[3D point]-[3Dポイント]でカーブから外れたり、横に流れたりします。

[Vehicles in the network]-[ネットワークの車両]リストでは、[Lateral deviation (excessive speed)]-[横方向逸脱(速度超過)]を表示することができます (リスト内のネットワークにおける車両の表示)

1.  [Base Data]-[ベースデータ] メニューから [Functions]-[関数] > [Lateral drift speed]-[横方向漂流速度] をクリックします。

ベースデータタイプに対して定義されたオブジェクトのリストが開きます。

デフォルトでは、リストを編集できます (リストの使用)

2.  左のリストのツールバーで、[Add]-[追加] ボタン をクリックします。

3.  [Name]-[名前]テーブルフィールドに関数の名前を入力します。

4.  希望するデータポイントの数だけ以下のステップを繰り返します。希望するデータポイントの数だけ以下のステップを繰り返します。

機能のウィンドウが開きます。

5.  値を変更したい曲線の始点または終点をクリックし、マウスボタンを押したまま、ポイントを希望の値までドラッグします。

6.  ラインを右クリックします。

7.  ショートカットメニューから [Add new point]-[新規ポイントを追加] を選択します。

ノードが入力されます。

8.  スプライン点をクリックし、マウスのボタンを押したままにします。

9.  マウスのボタンを押したまま、スプライン点を目的の位置へドラッグします。

10.  マウスのボタンを放します。

11.  [OK] で確定します。

機能は左側のリスト[Lateral Drift Speed Function]-[横方向のドリフト速度機能]に表示されます。右側の[Data points]-[データポイント]リストには、最小値、最大値、挿入されたスプライン点が表示されます。

[Element]-[エレメント] [Description]-[説明]

x

[Speed ratio]-[速度比]: 現在の車速 / クリティカル速度の関数[Curve speed]-[カーブ速度] ([curve speed]-[カーブ速度]の定義)。横方向漂流速度yが横方向のオフセットを計算するために使用されるしきい値。デフォルト値は 1.0 です。

y

[Lateral drift speed]-[横方向漂流速度]: 速度[m/s] は、車両が横方向位置を変更する速度商xに使用されます。

関数値は複数の補間ポイント間で線形補間されます。

影響を与えたい車両タイプに属性として関数を割り当てます (車両タイプの属性)