高度な乗客モデルに応じた停止時間の計算

1.  次のパラメータを定義する必要があります。

2.  ネットワークオブジェクトサイドバーで、[Public Transport Stops]-[公共交通停留所] または [Public Transport Lines]-[公共交通路線] をクリックします。

3.  ネットワークエディタで、公共交通停留所を右クリックします。

4.  ショートカットメニューで、[Edit PT Line <No. > PT Stop <No.> PT Pass <No.>]-[公共交通路線<番号> 公共交通停留所<番号> 公共交通乗客<番号>を編集] をクリックします。

[PT Line Stop]-[公共交通路線の停留所] ウィンドウが開きます。

5.  [Dwell time]-[停止時間] セクションで、[Calculation]-[計算] を選択します。

6.  必要な変更を加えます。

[Element]-[エレメント]

[Description]-[説明]

[PT stop active]-[公共交通停留所が有効]

 このオプションが選択された場合、現在の公共交通路線や公共交通の部分的ルートの公共交通停留所がアクティブになります。

 このオプションが選択されない場合は、公共交通停留所は使用されず、緑色で示されます。

[Skipping possible]-[スキップ可能]  このオプションが選択された場合、公共交通停留所より50 m手前にあるマークを通過したときに乗車または降車しそうな乗客がいないときは、公共交通停留所は稼働しません。公共交通車両が出発する両方の停留所がリンクに接続されている場合にのみ、公共交通停留所側線発着所が完全にスキップされます。ネットワーク構造がより複雑な場合や、公共交通車両がすでに公共交通停留所側線発着所やコネクターに到達している場合は、50 mマークを通過したときに、側線発着所は停止なしに通過されます。スキップされた公共交通停留所は、その識別子とともに車両の記録ファイルに報告され、公共交通停留所の停止時間は0秒と記録されます。
[Departure time offset]-[出発時間オフセット]

タイムテーブルに応じて定義された出発時間 (公共交通路線の停留所の編集)

[Dwell time]-[停止時間]

停止時間の設定はすべて、公共交通部分的ルートの路線停留所に適用されます。

公共交通停留所に [Public transport usage]-[公共交通利用] の歩行者エリアが割り当てられていない場合は、[Distribution]-[分布][Calculation]-[計算] を常に利用できます。

  • [Distribution]-[分布]:停止時間は選択した停止時間分布から取得されます。
  • [Calculation]-[計算]:乗車する乗客の数は、公共交通停留所における乗車する乗客のプロフィールによって決まります。乗車と降車に必要な時間は、車両タイプの公共交通パラメータに基づいて計算されます。
  • [Alighting percentage]-[降車の割合]:この公共交通停留所で降車する乗客の割合を入力します。この値は、交通量を考慮した停止時間の計算で使用されます。

7.  [OK] で確定します。

公共交通路線、車両タイプごとの公共交通パラメータ、公共交通路線の停留所の属性を計算した後は、Vissimが、公共交通車両の停留所停止時間を次のように計算します。

  • 降車する乗客の数 = 乗客数 x 降車する乗客の割合
  • [Number of boarding passengers = Number of all passengers waiting]-[乗車する乗客の数 = 待機しているすべての乗客の数](路線の利用を望むかまたは許可されている人)。待機している乗客の数が公共交通車両が空の場合の容量を超過すると、降車する乗客の数が車両の最大容量に制限されます。
  • [Alighting time = Number of alighting passengers x average alighting time]-[降車時間 = 降車する乗客の数 x 平均降車時間] (乗降時間に関する車両タイプの属性の変更)
  • [Boarding time = Number of boarding passengers x average boarding time]-[乗車時間 = 乗車する乗客の数 x 平均乗車時間]
  • [Passenger service time = Clearance time + alighting time + boarding time]-[乗客サービス時間 = クリアランス時間 + 降車時間 + 乗車時間]

乗客サービスが終わっても、それぞれのスラック時間比率を考慮した予定の出発時間になるまで、公共交通車両は停留所で待機します。