公共交通停留所の定義

モデリングの前に、公共交通停留所の乗客をシミュレーションで考慮するかどうかを定義します。

  • 乗客がいない場合:公共交通停留所および公共交通路線ごとに事前に定義した停車時間分布を選択
  • 乗車する乗客のプロフィール:1時間ごとの値として [Volumes]-[交通量] を、公共交通停留所の路線に割り当てます。車両タイプごとに [PT parameters]-[公共交通パラメータ] を選択します。
  • マイクロスコピックな歩行者シミュレーションのためのViswalk:属性 [PT usage]-[公共交通の用途] - [Waiting area]-[待機エリア] または [Waiting area]-[待機エリア] - [Platform edge]-[プラットホームエッジ] を持つ1つ以上の歩行者エリアを停留所に定義します。

目的の方法に応じて公共交通停留所をパラメータ化します (公共交通路線と部分的公共交通経路の公共交通停止時間の計算)。このネットワークでは、これらの3つのモデルの公共交通停留所を互いに組み合わせることができます。その場合、パラメータ化された公共交通停留所が、この公共交通停留所で運用されるすべて路線に適用されます。

  • 定義したそれぞれの公共交通停留所ごとに、各公共交通路線と部分的公共交通ルートに、固有の公共交通路線停留所パラメータを設定できます (公共交通路線のモデリング)
  • Viswalkによるマイクロスコピック歩行者シミュレーションでは、公共交通停留所の長さは、少なくとも、この公共交通停留所で運用される最も長い公共交通車両の長さに対応している必要があります。停車時にプラットフォーム端部の位置にこない車両のドアは、乗客によって使用されません。
  • また、複数の公共交通車両で同時に乗車と降車に利用される公共交通停留所も定義できます。このように定義するには、公共交通停留所の長さを適切に定義する必要があります。つまり、公共交通停留所で同時に運用されるすべての車両の長さの合計に対応するだけのスペースを、車両の背後および車両間に設ける必要があります。
  • 複数車線のリンクでは、十分な長さのギャップがある場合に、公共交通車両が出入りすることができます。
  • バスの側線発着所のように一車線のリンクでは、先行する車両が出て行った後にのみ後続の車両も出ることができます。
  • 公共交通路線が使用する公共交通停留所を移動すると、これらの公共交通停留所は非アクティブであることを示す緑色で示されます。

注意:  

  • ネットワークオブジェクトを追加する際に、[Ctrl] キーを押す必要がないように指定できます (オブジェクト作成後の右クリックの挙動と操作)
  • 一部のネットワークオブジェクトの場合、ネットワークオブジェクトの属性を定義し、編集できるウィンドウがあります。すべてのネットワークオブジェクトには、このためのリストがあります。ネットワークエディタでのネットワークオブジェクトの定義のために、ウィンドウまたはリストを開くか、そのいずれも開かないかを選択できます (オブジェクト作成後の右クリックの挙動と操作)

1.  ネットワークオブジェクトサイドバーで、[Public Transport Stops]-[公共交通停留所] をクリックします。

2.  マウスのポインターを使用し、リンク内の公共交通停留所が始まる位置をポイントします。

3.  [Ctrl] キーとマウスの右ボタンを押しながら、目的の終了地点までマウスのポインターをドラッグします。

4.  キーを放します。

公共交通停留所が挿入されます。[PT Stop]-[公共交通の停留所] ウィンドウが開きます。

ネットワークエレメントの基本的な属性は、ウィンドウの上部と、特定のネットワークオブジェクトタイプのネットワークオブジェクトのリスト内に表示されます。

5.  属性を編集します ( 公共交通停留所の属性)

6.  [OK] で確定します。

属性がリスト [Public transport stops]-[公共交通停留所] に保存されます。