プラットホーム端部の追加

注意:   マイクロスコピックな歩行者シミュレーションには、アドオンモジュールViswalkが必要です。 プラットフォーム端部は、リンクや公共交通停留所と連動して自動的に移動されることはありません。また、長さの変更にあわせて調整されることもありません。よって、プラットフォーム端部は、リンクや公共交通停留所の変更の必要がなくなってから追加します。こうすることで、歩行者にとってネットワークとPuT車両の間の移行が必ず可能になります。

タイプ [Polygon]-[ポリゴン] と [Rectangle]-[長方形] のエリアは、 [Platform edge]-[プラットホームエッジ] と定義できます。

停留所の場合、停留所があるリンクの左か右に、 [Rectangle]-[長方形] で [platform edge]-[プラットホーム端部] というエリアを追加することができます。この[platform edge]-[プラットホーム端部] は、例えばリンクが直線でない場合、挿入されたポイントを使ってユーザーが定義したリンクをたどります。幅2 mのプラットフォーム端部が、リンクのすぐ隣に作成されます。

乗車する乗客が両側から乗車および降車する場合は、プラットフォーム端部を右および左に追加します。

注意:   プラットホーム端を生成すると、[relative volume]-[相対交通量]の属性 [Boarding passengers]-[乗車する乗客] の交通量 [Pers./h]-[歩行者/h] が変更されます。値は既存のものが引き継がれます。[Public transport usage]-[公共交通の用途] 用のエリアを持つそれぞれの公共交通停留所は、歩行者として生成された乗客によって使用されます。これらの乗客は、交通量に比例して公共交通路線に分配されます。 属性 [Public transport usage]-[公共交通の用途] の歩行者エリアがない場合は、乗客交通量は絶対値に正確に従って公共交通の停留所全体に分配されます。

• [Public transport usage]-[公共交通利用] 属性は、歩行者エリアを、選択した1つ以上の停留所の [platform edge]-[プラットホーム端部] や [Waiting area]-[待機エリア] として定義する際に使用できます (構造エレメントのモデリング)。そのタイプをベースに、歩行者エリアのポリゴンまたは長方形の形状を使用して、プラットフォーム端部の形状を決定します。
• [Platform edge]-[プラットホーム端部] として定義された属性 [Public transport usage]-[公共交通利用] を持つ歩行者エリアは、次の条件を満たす必要があります。
• 降車する乗客がプラットフォームエッジに降車し、乗車する乗客がプラットフォームエッジから公共交通車両に乗車できるように、プラットフォームエッジと公共交通停留所のある車線は直接隣接しているか重なっている必要があります。重なりは、歩行者エリアの幅の半分よりも狭くする必要があります。つまり、車線および公共交通停留所と並行になるプラットフォーム端部の中心線は、車線の外側に来る必要があります。
• 公共交通の車両が停車したときに、プラットフォーム端部からはみ出す車両ドアがないように、車線と並行になる歩行者エリアの長さは公共交通停留所の長さ以上に設定する必要があります。
• ショートカットメニューコマンド [Add platform edge left]-[プラットホームの左端を追加] または [Add platform edge right]-[プラットホームの右端を追加] を使ってプラットフォーム端部のエリアを定義していない場合や、後でネットワークエディターでそれを編集することを決めた場合、 公共交通車両が停車する車線とプラットフォーム端部の間の距離が最大2mであることを確認してください。そうしないと、公共交通車両はドアを開けません。

注意: 異なるパラメータを持つ2つのプラットフォーム端部が重なる場合、チェック中に警告が表示されます。それでも、Vissim はプラットフォーム端部を右ドアに割り当てるので、シミュレーションは中断されません。

1.  ネットワークオブジェクトサイドバーで、[Public Transport Stops]-[公共交通停留所] をクリックします。

2.  ネットワークエディターで、目的の公共交通停留所を右クリックします。

3.  ショートカットメニューで、 [Add platform edge left]-[プラットホームの左端を追加] または [Add platform edge right]-[プラットホームの右端を追加] をクリックします。

プラットフォーム端部は、ネットワークエディターのリンクの横に表示されます。デフォルトの色：ピンク 関連するエリア属性（公共交通の用途の [Platform edge]-[プラットホームエッジ] や [Public transport stop(s)]-[公共交通停留所]、選択した公共交通の停留所の番号など）は自動的に設定されます。歩行者エリアの名前には、公共交通の停留所の番号とサイドが使われます（例：プラットホームエッジ公共交通の停留所1（右））。プラットフォーム端部のエリアに後で別の公共交通停留所を割り当てても、名前は自動的に変更されません。