インターネットからのライブマップの利用

お使いのコンピューターを常時インターネットに接続している場合は、詳細なVissimネットワークモデルの2Dモードおよび3Dモードの背景として、オンラインのマッププロバイダーのマップ表示することができます。

マップサービスでは、高解像度の航空写真、衛星画像および多くの地域の詳細な都市図面が提供されています。Microsoft Bing Mapsなどの商用製品のほかに、特定の条件下でデータを使用することができるOpenStreetMapなど、無料で利用できるマップサービスもあります。

注意:  

  • マップサービスのデータの利用は、使用許諾条件に従って行います。これらの条件に関する情報を事前に入手し、プロジェクトの作業や結果の転送時に考慮するようにしてください。
  • Bing Maps(鳥観図)の背景は、保守契約を結んでいるお客様、または学生版をご利用のお客様のみご利用いただけます。
  • 初めてインターネットからマップを使用する前に、ネットワークエディタの下部にある使用条件へのマッププロバイダーのハイパーリンクをクリックしてください。使用許諾契約書を読み、その情報を考慮してください。

Vissimは、グラフィックパラメータにデフォルトでいくつかのマップサービスを提供しています。ここから、開かれているそれぞれのネットワークエディタ用の目的のマップサービスを選択できます。挿入された背景画像とは対照的に、描写は専ら関連するネットワークエディターのグラフィックパラメータによって制御されます。インターネットから取得した背景地図には、他の機能はありません。

Vissimは、常に利用可能な最新のマップ素材を使用します。Bing Mapsの利用規約により、Bing Mapsからのマップデータがハードディスクに恒常的に保存されることはありません。マップ素材は、Vissimの起動時、またはネットワークを開き直したときに新たにロードされます。Vissimが開かれている間は、マップデータはキャッシュに保持されます。このため、より迅速な表示が可能となります。現在のネットワークセクションに一致するデータが、該当するズームレベルでロードされ、表示されます。マップサービスと承諾条件によっては、各エリアでライブマップの解像度が異なる場合があります。特定のズームレベルで最大解像度に到達した場合は、ライブマップの鮮明度をあげられない場合があります。より近くにズームすれば、ライブマップ上のピクセルが大きく表示されます。

インターネット上で利用可能なライブマップを使用する利点
  • 背景用のグラフィックファイルの準備やロードの必要がなく、ライブマップ上で直接モデリングを開始することができます。
  • マップサービスからの最新のマップを常に利用することができます。
  • 保存されたマップへのパスを気にしないで、コンピューターを変えてプロジェクトの作業を行うことができます。
  • コンピューター上にマップを常時保存しておくためのストレージスペースが不要です。
  • コンピューター上にマップを保存するためのストレージスペースが不要です。
  • 既存のVissimネットワークを、ライブマップ上の対応する位置に配置できます (背景位置へのVissimネットワークのマッピング)
  • 特定のマップセクションを表示し、それをデフォルトのレイアウトファイルに保存できます ([Save Layout as Default]-[レイアウトをデフォルトとして保存])。将来的には、Vissimが保存されたマップセクションとともに開くようになります。
背景地図のURLアドレス

インターネット上の利用可能な背景地図へのアクセスは、お使いのプロキシサーバーの構成によって異なります。プロキシサーバーがアクセスルールを作成できるようにするためには、プロキシサーバーの構成時に次のURLアドレスを指定する必要がある場合もあります。

詳細については、以下のページをご覧くださいPTV Visum knowledge base article KA05010