車両挙動のネットワーク設定の選択

注意: この機能はVissim 2023 BETAでは完全には有効になっていません。シミュレーションも結果も実際のものではありません。この機能は、サービスパックでのみ完全に有効になります。

1.  [Base Data]-[ベースデータ] メニューから [Network Settings]-[ネットワーク設定] をクリックします。

2.  [Vehicle Bahavior]-[車両挙動] タブを選択します。

3.  必要な変更を加えます。

[Element]-[エレメント] [Description]-[説明]
[Speed limitation in curves]-[カーブでの速度制限]

 このオプションを選択すると、リンク中間点に接近する車両は、[Brake]-[ブレーキ]半径の反応に従ってブレーキをかけます。これはその車種の[Curve speed]-[カーブ速度]に従った許容速度を超えないことを意味します。 (リンクの属性)。半径の計算は、連続する3つのリンク中間点に基づいて行われます。Vissim は、車線数に関係なく、リンクの中心の半径を計算します。

速度制限は後進車には適用されません。

[Lateral drift speed]-[横方向漂流速度]を使用する重要な交通状況をシミュレートする場合は、このオプションを選択しないでください。

[Link gradient based on]-[リンク勾配の基準]

  • [Attribute 'Gradient']-[属性「勾配」]:運転挙動に対して、シミュレーション中にリンクに対して入力された静的勾配が使用されます。リンクセクションのz座標は無視されます。
  • [Z-coordinates]-[z座標]:このオプションを選択すると、シミュレーション中に運転挙動の現在の勾配が常に、車両の前端があるリンクセクションのz座標から計算されます。したがって、指定されたリンクの静的勾配は無視されます。

注意: オプション [z-coordinates]-[z座標から計算] を選択する場合は、ごく短い距離(1 mなど)で高度が大きく違う(0.5 mなど)リンクを接続するコネクターがないことを確認してください。

[Traffic regulations]-[交通規則]

対向車線、バス停車帯、および高速道路での運転挙動を、選択した交通規則に基づく右/左側のルールで制御します。

  • [Right-side traffic]-{右側通行]
  • [Left-side traffic]-[左側通行]

交通規則を変更し、[Driving behavior]-[運転挙動][Lateral behavior]-[横方向挙動][Desired position at free flow]-[自由交通流での希望位置]で属性値[Right]-[右]または[Left]-[左]を選択すると、Vissimは属性値[Right]-[右][Left]-[左]に、「[Left]-[左][Right]-[右]に変更します (運転挙動のパラメータ [Lateral behavior]-[横方向の挙動] の編集)

[Specific power for HGV]-[HGVの特殊なパワー]

カテゴリーがHGVの車両のパワー対重量比を [kW/t] で示します(t = メートルトン):

  • [Minimum]-[最小]:特殊なパワーの下限。デフォルト:7.00。値の幅は1~10
  • [Maximum]-[最大]:特殊なパワーの上限。デフォルト:30.00。値の幅は11 s~1,000

この設定を変更すると、上限と下限の範囲外となる車両が存在しない場合でも、シミュレーション結果が変わります。Vissim は、補間に上限と下限を使っています。そのため、すべてのトラックの最大加速が変化し、シミュレーション結果が変化することになります。