イベントベースのスクリプトファイルの使用

スクリプトはネットワークファイル内で定義できます。スクリプトを使用し、スクリプトファイルの管理と、シミュレーション中にスクリプトファイルを実行する時間の定義を行います。これにより、さまざまなシミュレーション状態に対応するシステムや、シミュレーションに影響を及ぼすシステムのシミュレーションを実行できます。イベントベースのスクリプトは、シミュレーションを開始または終了できません。

イベントベースのスクリプトファイルの使用例

  • 特定の交通量に応じて時間ステップの開始時にスクリプトファイルを使用し、部分的ルートの交通量を変更したり、緊急車両用の車線を使用できるようにしたりする交通管理システムのモデリングを行います。
  • バリアの開閉
  • 可変情報標識の表示状態の変更
  • 目的地の駐車場に到着した車両のカラーの変更

ネットワークファイルへの影響

スクリプトファイルによって属性が変更された後にネットワークファイルを保存すると、変更されたデータも含めて保存されます。

アニメーションへの影響

  • シミュレーションでアニメーションを録画しているときにスクリプトファイルによって属性が変更されると、アニメーションを再生したときにその変更も再生されます。
  • アニメーションの再生時には、スクリプトファイルが再度呼び出されることはありません。

評価への影響

  • スクリプトファイルを使用すると、たとえば初期化前に評価を有効にするために、評価にアクセスできすることができます。
  • スクリプトファイルによって評価で使用される属性が変更されると、変更された値が評価の結果に保存されます。