ネットワークを比較して転送
Vissimネットワークの比較には以下のオプションがあります:
- モデル転送ファイル(*.trax)に2つのVissimネットワークの差分を保存します (モデル転送ファイル(*.trax)の使用)
- 別のウィンドウで、ツリー構造を利用して属性とオブジェクトに対する変更のほか、以下の集まりの新規オブジェクトと削除済みオブジェクトを表示します:
- 現在開かれているVissimネットワークを、選択したVissimネットワークファイルと比較
- シナリオマネジメント:
- 現在開かれているネットワークを、ベースネットワークと比較
- 現在開かれているシナリオを、選択したシナリオと比較。
-
現在開かれている修正の変更を表示。
モデル転送ファイル(*.trax)の使用
2つのVissimネットワークの差分をモデル転送ファイル(*.trax)に保存できます。通常は、一方のネットワークがベースをモデリングし、他方のネットワークがターゲットをモデリングします。現時点で開いているネットワークは、一方のネットワークのみになります。
モデル転送ファイル(*.trax)をネットワークファイルに適用します。ネットワークファイルは、ネットワークエディタで開く必要があります。モデル転送ファイル(*.trax)の適用時には、ネットワークエディタで開かれているネットワークにそのネットワークデータ(*.trax)を転送します。
シナリオマネジメントの適用例
2つのネットワークバリエーションを [Scenario management]‐[シナリオマネジメント] に転送できます。ベースのネットワークは [Scenario management]‐[シナリオマネジメント] の下に配置されます。その後、モデル転送ファイルをこのネットワークに適用します。この方法で、選択した2番目のネットワークが作成されます。
1. ネットワークAおよびBをベースにしてモデル転送ファイル(*.trax)を作成します (モデル転送ファイルの作成)。
2. 次に、ネットワークAを [Scenario management]‐[シナリオマネジメント] の下に、シナリオ1として配置します (シナリオマネジメントへのネットワークの配置)。
3. シナリオ1をコピーします。
4. コピーしたシナリオの名前をScenario 2に変更します。
5. ネットワークエディタでScenario 2を開きます。
6. モデル転送ファイルをScenario 2に適用します (モデル転送ファイルの適用)。
ネットワークファイルの選択と、開かれているネットワークと比較した変更の表示
1. [File]‐[ファイル] メニューから、[Compare and Transfer Networks]‐[ネットワークを比較して転送] > [Compare Opened Network with Network File]‐[開いているネットワークとネットワークファイルを比較] を選択します。
[Select comparison network]‐[比較ネットワークを選択] ウィンドウが開きます。
2. 現在開かれているネットワークと比較して差分を表示したい目的のVissimネットワークファイルを選択します。
3. [Open]-[開く] ボタンをクリックします。
ネットワークエディターの [Difference display]‐[差分表示] で、変更箇所は、カラーでハイライト表示されます。[Difference display]‐[差分表示] を有効にするには、ツリー構造のウィンドウのツールバーで、[Difference display in network editor on/off]‐[ネットワークエディタでの差分表示のオン/オフ]ボタンを選択します。ウィンドウ [Compare opened network with <path and name of network file>]‐[開いたネットワークを<ネットワークファイルのパスと名前>と比較] が開きます。ツリー構造には、ネットワークオブジェクトと属性が表示されます:
-
[modified (blue)]‐[変更済み(青)]
-
[new (green)]‐[新規(緑)]
-
[deleted (red)]‐[削除済み(赤)]
ネットワークエディターとツリー構造は、デフォルトで同期されます。新しいネットワークオブジェクトや変更したネットワークオブジェクトをネットワークエディターで選択すると、ツリー構造でハイライト表示されます。
4. ネットワークエディターで [Difference display]‐[差分表示] を無効にするには、ツリー構造ウィンドウのツールバーで [Difference display in network editor on/off]‐[ネットワークエディタでの差分表示のオン/オフ] ボタンをクリックします。
5. 現在開かれているネットワークとの比較のために別のネットワークを選択するには、ツリー構造ウィンドウで、ツールバーボタンをクリックし、希望するネットワークを選択します。
ツリー構造とネットワークエディター が更新されます。
シナリオに対する変更や修正の表示
[Scenario Management,]‐[シナリオマネジメント] の下でネットワークを作成すると、ベースネットワークとの差分を比較できます。そのためには、ツリー構造でウィンドウを開きます。さらに、比較のためにもう1つのシナリオを選択して、ツリー構造で2つのシナリオ間の変更を表示することもできます。また、修正に対して行われた変更をツリー構造で表示することもできます。
1. [Scenario Management,]‐[シナリオマネジメント] の下の [Project explorer]‐[プロジェクトエクスプローラー] で、希望するシナリオまたは修正を右クリックします。
2. ショートカットメニューから、[Show changes for scenario/modification]‐[シナリオ/修正の変更を表示] を選択します。
ネットワークエディターの [Difference display]‐[差分表示] で、変更箇所は、カラーでハイライト表示されます。[Difference display]‐[差分表示] を有効にするには、ツリー構造のウィンドウのツールバーで、[Difference display in network editor on/off]‐[ネットワークエディタでの差分表示のオン/オフ]ボタンを選択します。ウィンドウ [Compare opened network with <path and name of network file>]‐[開いたネットワークを<ネットワークファイルのパスと名前>と比較] が開きます。ツリー構造には、ネットワークオブジェクトと属性が表示されます:
-
[modified (blue)]‐[変更済み(青)]
-
[new (green)]‐[新規(緑)]
-
[deleted (red)]‐[削除済み(赤)]
ネットワークエディターとツリー構造は、デフォルトで同期されます。新しいネットワークオブジェクトや変更したネットワークオブジェクトをネットワークエディターで選択すると、ツリー構造でハイライト表示されます。
3. ネットワークエディターで [Difference display]‐[差分表示] を無効にするには、ツリー構造ウィンドウのツールバーで [Difference display in network editor on/off]‐[ネットワークエディタでの差分表示のオン/オフ] ボタンをクリックします。
4. 現在開かれているネットワークとの比較のために別のネットワークを選択するには、ツリー構造ウィンドウで、ツールバーボタンをクリックし、希望するネットワークを選択します。
ツリー構造とネットワークエディター が更新されます。