ファイルへの放出レコードの保存

Discharge記録には、信号機から遠ざかる車両の時間間隔が表示されます。この記録は、信号コントローラーの時間ニーズを決定するときや、実際に測定された飽和交通量の値をキャリブレーションするときに使用できます。リンク、車両インプット、信号機は、ネットワーク内で定義する必要があります。

有意義な時間ニーズを決定するには、測定された交通量が飽和している必要があります。したがって、停止線の後ろの待ち行列中の車両数を、青信号の間に通過できる台数以上にしておかなければなりません。

次のデータおよびデータフォーマットを出力できます。

[Output]-[出力}

[ASCII file]-[ASCIIファイル]

[MDB file]-[MDBファイル]

[Attribute file from attribute list]-[属性リストからの属性ファイル]

集約データ

-

-

-

未加工データ

*.dis

-

-

放出レコード結果の評価の定義

1.  目的の信号機の属性において、属性 [Discharge record active]‐[放出レコードアクティブ] が選択されていることを確認します。

2.  [Evaluation]-[評価]メニューから、[Configuration]-[構成] > [Direct Output]-[直接出力] タブを選択します。

3.  [Discharge record]-[放出レコード] 行で、オプション [Write to file]-[ファイルに書き込む] を選択します。

4.  必要に応じて時間を変更できます (直接出力機能を使用した評価結果のファイルへの保存)

5.  [OK] で確定します。

6.  シミュレーションを開始します (シミュレーションの実行)

*.dis ファイルが保存されます。シナリオのシミュレーションに基づいてファイルが作成された場合、ファイル名には、シナリオ名が含まれます。

放出レコード評価の結果

*.dis放出レコード内には、次のデータがある場合があります。

[Element]-[エレメント]

[Description]-[説明]

[File]-[ファイル]

ネットワークファイルのパスと名前

[Comment]-[コメント]

シミュレーションパラメータによるオプションのコメント

[Date]]-[日付]

[Time of evaluation]-[評価の時間]

PTV Vissim

バージョン番号、サービスパック番号、ビルド番号

[Table]-[テーブル]

番号付きの信号コントローラーにおける放出、番号付きの信号グループ、括弧内に番号付きのデータ集計ポイント

[Data block]-[データブロック]

信号コントローラーサイクルごとに1行

  • 列1:青信号時間開始時のシミュレーション秒信号グループに赤-黄時間> 0が定義されていると、この時間は青信号時間としてカウントされます、
  • 列2:青信号時間(赤-黄の開始)開始から測定ポイントに最初の車両が到着するまでの時間差
  • 列3:時間ニーズ:車両1(待ち行列内の最初の車両)のフロントエンドから車両2のフロントエンドまでの時間差
  • その他のすべての列には、待ち行列の車両の位置に従った、後続のすべての車両の時間ニーズが入ります。
  • 青信号の終わりは、括弧の位置によって示されます。括弧内の数字の内容:
  • 青信号の間に測定ポイントを通過する車両数
  • これらの車両の平均所要時間両方の値は、車両1を考慮せずに判断されます。これは、車両1の時間ニーズは、停止線と測定ポイントとの距離によって異なるためです。
  • 括弧の後の値は、青信号の後で、停止線を越えた(黄色または赤信号の間に)車両について測定されたものです。
  • 最後から4つ前の行:各サイクルの待ち行列内の車両の位置番号(インデックス番号)
  • 最後から3つ前の行:該当する車両位置の平均所要時間
  • 最後から2つ前の行:この位置での車両の測定台数。特定の青信号の間に飽和しなかった場合は、インデックス番号が大きいほど測定される数字がで小さくなります。
  • 最後の行:車両の総数(最初の位置の車両を除く)とその所要時間(全サイクルを通した測定値)。
放出レコードの例:ファイル*.dis
 
Discharge record
File:    C:\Users\Public\Documents\PTV Vision\PTV Vissim 2023\Examples Demo\3D - Complex Intersection Karlsruhe.DE\Karlsruhe 3D.inpx
Comment:  Karlsruhe 3D example
Date:    03.01.2024 10:20
PTV Vissim 2023.00-00* [238500]
Discharge at SC 619, signal group 14, signal head 3
1   (0: 0.0)
80   1.11   1.16   (1: 1.16)
170   1.01   (0: 0.0)
260   (0: 0.0)
350   0.95   0.70   (1: 0.70)
440   1.07   1.31   (1: 1.31)
530   1.09   (0: 0.0)
620   1.05   (0: 0.0)
710   1.17   (0: 0.0)
800   1.15   1.45   (1: 1.45)
890   1.09   (0: 0.0)
980   1.11   (0: 0.0)
1070   (0: 0.0)
1160   0.99   0.25   0.88   (2: 0.56)
1250   (0: 0.0)
1340   1.07   (0: 0.0)
1430   (0: 0.0)
1520   6.95   (0: 0.0)
1610   1.18   1.35   (1: 1.35)
1700   1.18   0.98   (1: 0.98)
1790   1.07   (0: 0.0)
1880   1.06   0.05   1.00   0.11   1.05   1.18   (5: 0.68)
1970   1.11   (0: 0.0)
2060   1.06   1.09   (1: 1.09)
2150   1.08   (0: 0.0)
2240   1.10   1.10   1.08   3.49   (3: 1.89)
2330   1.04   (0: 0.0)
2420   1.09   0.99   (1: 0.99)
2510   1.04   (0: 0.0)
2600   1.13   1.11   (1: 1.11)
2690   (0: 0.0)
2780   (0: 0.0)
2870   1.07   (0: 0.0)
2960   (0: 0.0)
3050   (0: 0.0)
3140   (0: 0.0)
3230   (0: 0.0)
3320   1.11   0.00   1.09   0.18   0.75   0.83   (5: 0.57)
3410   1.06   (0: 0.0)
3500   (0: 0.0)
3590   (0: 0.0)
3680   1.17   (0: 0.0)
3770   1.07   1.47   (1: 1.47)
3860   1.22   (0: 0.0)
3950   1.03   6.26   (1: 6.26)
4040   1.13   (0: 0.0)
4130   1.19   1.16
-----      1      2      3      4      5      6
-----   1.26   1.28   1.01   1.26   0.90   1.00
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