ネットワークのチェック

ネットワーク内のエラーは、計算や評価に影響します。[Check network]-[ネットワークをチェックします] コマンドを使用して、Vissimネットワークの編集後の一貫性をチェックします。コマンド [Check network]-[ネットワークをチェックします] では、Vissimネットワーク内のエラーを特定し、速やかに一部のエラーを修正することができます。[Check network]-[ネットワークをチェックします] を実行すると、誤って入力された属性値などの非一貫性が検出されます。ただし、不足している属性値を特定することはできません。

[Check network]‐[ネットワークをチェックします] では、車両タイプに対してVissimで明確に割り当てることのできない属性値のネットワークオブジェクトも検出されます:車両タイプは、複数の車両クラスに割り当てることができます。[Conflict areas]‐[交錯エリア]の場合の [Gaps By Vehicle Class]‐[車両クラス別ギャップ] など、ネットワークオブジェクトにこれらの複数の車両クラス割り当てることができます。さまざまな車両クラスにさまざまな属性地が選択された場合、複数の車両クラスを配分された車両タイプへの明確な配分はもはや不可能となります。これは、複数の歩行者クラスに割り当てられている歩行者タイプにも当てはまります。

  • シミュレーション開始時にVissimが、シミュレーションの開始を妨げるような制約がないか自動的にVissimをチェックして、[Check network]-[ネットワークをチェックします] 機能がユーザー環境設定で選択されていた場合、この機能を実行します (シミュレーション開始時のネットワークのチェックと選択)
  • シミュレーションを開始せずに [Check network]-[ネットワークをチェックします] コマンドを呼び出すと、Vissimは、Vissimネットワークの一貫性をチェックしますが、制約は一切チェックしません。

1.  [Simulation]‐[シミュレーション] メニューで [Check network]‐[ネットワークをチェックします] をクリックします。

[Messages]-[メッセージ] ウィンドウが開き、エントリーが表示されている場合は、これらが削除されます。Vissimがネットワークをチェックします。

  • Vissimがエラーを特定できない場合、ウィンドウが開き、対応するメッセージが表示されます。
  • [Check network]‐[ネットワークをチェックします] 機能を使用するVissimでシミュレーションを開始できない状態が検出された場合、[Messages]‐[メッセージ] ウィンドウが開いてエラーが表示されます。
  • [Check network]‐[ネットワークをチェックします]機能を使用するVissimでシミュレーションを開始できても非一貫性があることが検出された場合、[Messages]‐[メッセージ] ウィンドウが開き、警告が表示されます (メッセージと警告の表示)

[Messages]-[メッセージ] ウィンドウでは、Vissimによってエラーがカテゴリーごとにグループ化されます。これらのグループには、たとえば以下のエレメントが含まれます:

  • 運転シミュレーター
  • スクリプト
  • 車両シミュレーション
  • 車両クラス
  • 歩行者シミュレーション
  • 歩行者クラス
  • 公共交通歩行者シミュレーション
  • 評価
  • プレゼンテーション
  • 外部ドライバーモデル
  • 動的配分
  • 車両経路
  • メソスコピックシミュレーション
  • シナリオマネジメント

グループのエントリーは、まとめて編集または削除することができます (メッセージと警告の表示)

グループ [Vehicle routes]-[車両経路] および [2D/3D model segments]-[2D/3Dモデルセグメント] にリストアップされたエラーは、それらのネットワークオブジェクトを修正した後に、対話式で修正することができます。対話式修正では、たとえば、対応するリンクやコネクターの修正後に、Vissimが中断された車両経路を再接続します (メッセージと警告の表示)。その他のカテゴリーのエラーは、手動で修正する必要があります。

3D案内標識について、参照オブジェクトタイプと参照オブジェクトの両方、またはいずれかを削除すると、[Check network]‐[ネットワークをチェックします] で個々の3D案内標識を通知するメッセージが表示されます。目的の参照オブジェクトタイプと参照オブジェクトの両方、またはいずれかを選択するか、3D案内標識を削除できます。

個々のエントリーまたはグループ全体を修正できます (メッセージと警告の表示)

2.  表示されたメッセージを使用して、Vissimネットワークを修正します。

3.  グループ [Vehicle routes]‐[車両経路][2D/3D model segments]‐[2D/3Dモデルセグメント] のエラーを修正する場合は、[Fix]‐[修正] コマンドで後でこれらのオブジェクトを修正します (メッセージと警告の表示)