列カウンターのモデリング

待ち行列の長さは、Vissimネットワーク内にある任意のポイントの列カウンターで決定することができ、任意の時間間隔で評価できます。その際には、リンクとコネクター上の信号が設置されている交差点の停止線を使用すると便利です。次の値が出力されます (リスト内の滞留長カウンターの結果の表示)

  • 待ち行列の最大長さ
  • 待ち行列の平均長さ
  • 待ち行列停止の数

2Dモードでは、各列カウンターまたはノード内の列カウンターの待ち行列の長さを表示することができます (ネットワークオブジェクトのグラフィックパラメータのリスト)

待ち行列条件による待ち行列の定義

待ち行列は、列カウンターの上流位置から、待ち行列条件が適用される最後の車両まで計測されます。列カウンターの評価を設定する際に、待ち行列条件を定義します。待ち行列の長さを評価するには、前のリンクの隣接する車線を考慮することができます (リスト内の滞留長カウンターの結果の表示)

複数の終端を持つ待ち行列

もし待ち行列に複数の端がある場合、待ち行列の長さは、列カウンターの上流にある待ち行列のすべてのアーム上の時間ステップ毎に記録されます。そして、列カウンターは、最も長い待ち行列が計測されたアームの平均待ち行列長を返します。この時間ステップで

待ち行列の長さ

車両が列カウンターと待ち行列の最後尾の間の通行を再開し、待ち行列条件を満たさなくなった場合でも、待ち行列が完全に消滅しているかぎり、待ち行列の長さが検出されます。待ち行列の長さは、待ち行列に残っている車両のうち、条件を満たす最後の車両まで、つまりどの車両も待ち行列条件を満たさなくなるまで計測されます。

待ち行列の長さは、車両の数ではなく長さの単位で出力されます。

最初の車両が待ち行列内に存在しなくなった場合でも、待ち行列は常に元の最後尾まで追跡されます。

最大待ち行列長は、上流にある次の列カウンターまでの距離か、あるいは待ち行列定義で属性[Max. length]-[最大長さ]に指定された長さとなります。ノード評価のためにVissimによって自動的に生成される列カウンターの場合,最大待ち行列長とは,そのノードの上流にある次の列カウンターまでの距離となります。