計画の非一貫性の検出

個々のデータオブジェクト間には依存性があるため、あるオブジェクトを変更すると、それに依存しているオブジェクトで非一貫性が生じる場合があります。これらの非一貫性は、明示的に許可されているため、できるだけ柔軟に設定を行い、それらをテストすることができます。一貫した計画をサポートするために、次のようなテストとメカニズムが実装されています。

  • 青信号の間隔を変更すると、関連する信号プログラムやステージ間で青信号の間隔の違反が生じる場合があります。これらは、オブジェクトを開いたときにグラフィック表示されます。
  • さらも交錯が追加された場合、ステージが無効となる場合があります。[Stage assignments]-[ステージ割り当て] エリアで、青信号が競合する場合は、赤いセルでハイライト表示されます。

  • ステージ内の変更により、信号グループの最初の状態または目的の状態が変更され、それによってステージ間が無効となる場合があります。次のような事例に注目することができます。
  • 信号グループの状態を [Permitted]-[許可] または [Blocked]-[ブロック] から [Not relevant]-[関連なし] に変更した場合、関連するステージ間の一貫性は保たれます。ステージ間が一貫しているため、修正済みのステージを再度選択しても、再計算は行われません。ステージ間を再計算するには、まず任意のステージを選択し、その後ステージを修正する必要があります。この図では、ステージ2において、[N RS] および [S RS] の状態が [Blocked]-[ブロック] から [not relevent]-[関係なし] に変更されています。

  • 信号グループの状態が [Permitted]-[許可] または [Blocked]-[ブロック] に変更されると、通常、関連するステージ間の一貫性がなくなります。この状態は、ナビゲーションツリーの中で、一貫しないステージ間の名前が赤くハイライト表示されることで示されます。この図では、ステージ2において、[S RS] の状態が [Blocked]-[ブロック] から [Permitted]-[許可] に変更されています。

  • 一貫しないステージ間の編集ビューでは、該当するステージの概略図が赤くハイライト表示され、行内のそれぞれのステージの状態も赤くハイライト表示されます。赤くハイライト表示されたステージを明示的に選択すると、そのステージが修正済みのステージと一貫するように、再計算が始まります。
  • ステージ間の変更により、ステージ重視の関連する信号プログラムの一貫性が失われる場合があります。この状態は、ナビゲーションツリーの中で、一貫しない信号プログラムの名前が赤くハイライト表示されることで示されます。
  • ステージ間の変更に起因する一貫しない信号シーケンスを持つ行は、編集ビューにおいて正しくないものとしてマークされ、一貫しないエリアが赤くハイライト表示されます。ステージ2を上記のように変更した後、ステージ2をはっきり選択することで、ステージ2の再計算が行われました。

信号プログラムの非一貫性をチェックできます。

1.  [File]-[ファイル] メニューから、[Check]-[チェック] をクリックします。

信号プログラムにおいて、エレメント内にエラーが見つかると、これらのエレメントが赤でハイライト表示されたツリービューが表示されます。

2.  これらのエレメントを修正します。