交通が完全に停止した後のリカバリー期間
実際のネットワークでは、交通が完全に停止した後、車両は、定義されたデフォルトの運転挙動でモデル化されているよりも、よりゆっくりと、より下流でリカバリーすることができます。
以下の属性を使って、運転挙動を校正し、ゆっくりとしたリカバリーを示す実際のデータと一致させることができます。そのためには、[Recovery slow]-[リカバリー減速]属性を選択します。以下の表に記載されている他の属性は、[Recovery distance]-[リカバリー距離]属性で定義された距離内では、この距離内の運転動作に[Recovery slow]-[リカバリー減速]が選択されていても、影響を及ぼします。
- [Recovery slow]-[リカバリー減速] 属性は、シミュレーションのタイムステップで車両に選択されています。
- この時間ステップの間、車両は属性[Recovery threshold speed]-[リカバリー速度しきい値]で定義された速度以下にとどまります。
[Long name]-[正式名] | [Short name]-[短縮名] | [Description]-[説明] |
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[Recovery acceleration]-[リカバリー加速] | RecovAcc |
リカバリー減速時に使用される通常加速度の割合。デフォルト値は40%です。 |
[recovery distance]-[リカバリー距離] | RecovDist |
交通が完全停止した最後の場所からの、ゆっくりしたリカバリーの影響がある最大距離。デフォルトは2000 m |
[Recovery threshold speed]-[リカバリー速度しきい値] | RecovSpeed |
Vissimが完全に停止した交通を検出する制限速度以下。デフォルト値は希望の速度の60%。車両が[Recovery slow]-[リカバリー減速]が選択された運転動作に従っているか、[Recovery distance]-[リカバリー距離]属性で定義された距離に達している限り、以下が適用されます:
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[Recovery slow]-[リカバリー減速] | RecovSlow |
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[Recovery safety distance]-[リカバリー安全距離] | RecovSafDist |
リカバリー減速の際に使用される通常の安全距離の割合。デフォルト値は110%です。 |
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