プロジェクト構造の編集

プロジェクト構造では、シナリオのプロパティや修正といった、プロジェクトの基本設定を編集できます。

基本設定の編集

基本設定では、ログエントリーを手動で編集、作成、削除できます。Vissimによって自動的に作成されるログエントリーには、作成したシナリオと修正に関するデータが含まれます。ログエントリーをリストに追加して、処理手順を手動でドキュメント化することもできます。

1.  [File]‐[ファイル] メニューで、[Scenario Management]‐[シナリオマネジメント] > [Project Structure]‐[プロジェクト構造] をクリックします。

[Project Structure]-[プロジェクト構造] ウィンドウが開きます。

2.  [Basic settings]-[基本設定] タブを選択します。

シナリオと修正の作成に関するデータのほかに、手動ログエントリー(ある場合)が表示されます。

タブには次の属性があります。

[Element]-[エレメント] [Description]-[説明]

[Project name]-[プロジェクト名]

プロジェクトの名前

[Log]-[ログ]

ログエントリーの概要シナリオまたは修正が作成されると、Vissimがログエントリーを作成します。

リストには次の属性が示されます。

  • [Number]-[数]:ログエントリーの合計数
  • [No]-[番号]Vissimによって作成されたかまたは手動で追加されたログエントリーの順番に基づいて、Vissimによって作成される連続番号
  • [Date]-[日付]:作成日時
  • [Emtru]-[エントリー]:作成されたシナリオや修正の番号と名前などを含む説明

3.  必要に応じて、[Entry]-[エントリー] 列のプロジェクト名、日付、時間、説明を編集します。

リストの右に表示されるボタンを使用すると、次の機能を実行できます。

[Button ]-[ボタン] [Name]-[名前] [Description]-[説明]
[Add log entry]-[ログエントリーを追加] 個々の処理手順をドキュメント化:新しい行を [Log]-[ログ] リストに追加し、現在の日時を入力します。 [Entry]-[エントリー] 列に説明を入力します。
Delete selected log entries]-[選択したログエントリーを削除] 1つ以上の行の選択と削除

シナリオのプロパティの編集

1.  [File]‐[ファイル] メニューで、[Scenario Management]‐[シナリオマネジメント] > [Project Structure]‐[プロジェクト構造] をクリックします。

[Project Structure]-[プロジェクト構造] ウィンドウが開きます。

2.  [Scenarios]-[シナリオ] タブを選択します。

属性を含め、すべてのプロジェクト関連のシナリオが表示されます。

リストには次の属性が示されます。

[Short name]-[短縮名] [Long name]-[正式名] [Description]-[説明]

Count

[Quantity]-[数量]

プロジェクト関連のシナリオの合計数

No

[Number]-[番号]

追加されたシナリオの順番に基づいて、Vissimによって作成される累積番号

Name

[Name]-[名前]

シナリオの名前シナリオの名前は変更できます。

Description

[Description]-[説明]

シナリオのオプションの説明

Directory

[Directory]-[ディレクトリ]

シナリオのファイルの格納先のパス

Modifications

[Modifications]-[修正]

シナリオに割り当てられた修正の数修正の割り当てや、元に戻す操作では、[Modifications]‐[修正] 列に移動し、 ボタンをクリックします。リストで、目的のシナリオの修正をクリックします。

Concatenate:ModifComplete\No

[Concatenate:Modifications (complete)\number]-[文字列連結:修正(完全)\番号]

追加された修正の順番に基づいて、Vissimによって作成される累積番号

Concatenate:ModifCompleteByLoadOrder\No

[Concatenate:Modifications by load sequence (complete)\number]-[文字列連結:ロード順序による修正(完全)\番号]

シナリオに修正がロードされた順に、Vissimによって作成される連続番号。[Modifications]‐[修正] タブで、ボタンを操作して、ロード順序の修正ごとの位置を定義します。

ScenToComp

[Scenarios to compare]‐[比較用シナリオ]

現在のシナリオの属性値と比較する属性値を持つシナリオの数と名前シナリオを選択あるいは選択解除する場合には、[ScenToComp] 列で ボタンをクリックします。次にリストで、バックグラウンドにロードしたいシナリオをクリックします (シナリオの比較)(比較するシナリオの選択)

リストの右に表示されるボタンを使用すると、次の機能を実行できます。

[Button ]-[ボタン] [Name]-[名前] [Description]-[説明]

[Add new scenario]-[新しいシナリオの追加]

新しい行が [Scenarios]-[シナリオ] リストに追加され、現在の日時が入力されます。

  • [Name]-[名前] 列に、新しいシナリオの名前を入力します。
  • [Description]-[説明] 列に、シナリオの説明を入力します。

[Duplicate selected scenarios]-[選択したシナリオを複製]

選択したシナリオの複製は [Scenarios]-[シナリオ] リストに作成されます。必要に応じて、[Name]-[名前] 列で、新しいシナリオの名前を変更します。名前はそのまま複製にも使用され、末尾に - Copyが付きます。

 [Delete selected scenarios]-[選択したシナリオの削除]

1つ以上の行の選択と削除

[Export selected scenarios]-[選択したシナリオのエクスポート]

ウィンドウが開きます。ここでは、シナリオの保存先となる目的のディレクトリパスを選択できます。シナリオは*.inpxファイルで保存されます。この*.inpxファイルはプロジェクトには含まれないため、シナリオマネジメントではリストに表示されません。

[Select attributes to display in the grid]-[グリッドに表示する属性を選択します]

属性を持つ列を [Scenarios]-[シナリオ] リストに表示するか、非表示にするかを切り替えます。

修正のプロパティの編集

1.  [File]‐[ファイル] メニューで、[Scenario Management]‐[シナリオマネジメント] > [Project Structure]‐[プロジェクト構造] をクリックします。

[Project Structure]-[プロジェクト構造] ウィンドウが開きます。

2.  [Modifications]-[修正] タブを選択します。

属性を含め、すべてのプロジェクト関連の修正が表示されます。

リストには次の属性が示されます。

ShortName [Long name]-[正式名] [Description]-[説明]
Count [Quantity]-[数量]

プロジェクト内の修正の合計数

No 番号

追加された修正の順番に基づいて、Vissimによって作成される累積番号

LoadIndex [Load index]‐[ロードインデックス]

追加された修正の順番に基づいて、Vissimによって作成される累積番号

Name [Name]-[名前]

修正の名前デフォルトのエントリー [<generated automatically>]-[<自動生成>] や入力した名前を変更できます。

Description [Description]-[説明]

修正のオプションの説明

Group グループ

関連する修正のグループの名前。リスト内で修正を特定する際に使用されます。その場合、(リストの並べ替え) 列を並べ替えることができます。

TraFilename [Model file name]-[モデル転送ファイル名]

修正の一部である変更のある*.traxファイルの名前

Exclusions 除外

互いに排除し合う変更を同じシナリオに割り当てることはできません。

DependOn [Dependent on]‐[依存関係]

いったん変更を作成すると、その変更は、ベースネットワークに割り当て済みの修正に関連付けられます。

デフォルトでは表示されませんが、表示することはできます:

Scen

[Scenarios]-[シナリオ]

現在の修正を明示的に使用するシナリオのリスト

ScenComplete

[Scenarios (complete)]‐[シナリオ(一式)]

現在の修正を実際に使用するシナリオのリスト。現在の修正を明示的に使用するシナリオや、現在の修正に基づいた修正が含まれます。

リストの右に表示されるボタンを使用すると、次の機能を実行できます。

[Button ]-[ボタン] [Name]-[名前] [Description]-[説明]
[Add new modification]-[新しい修正の追加]

新しいモデル転送ファイルが作成されます。新しい行は [Modifications]-[修正] リストに追加されます。[Name]-[名前][Description]-[説明][Exclusions]-[除外][DependOn] 列のフィールドを編集します。

[Duplicate selected modifications]-[選択した修正を複製]

選択した修正の複製は [Modifications]-[修正] リストに作成されます。[Name]-[名前][Description]-[説明][Exclusions]-[除外][DependOn] 列のフィールドを編集します。

 [Delete selected modifications]-[選択した修正を削除]

1つ以上の行の選択と削除

 選択した修正をロードシーケンス内で上に移動

選択した修正をロード順の上に移動して、[LoadIndex]‐[ロードインデックス] 列の番号を調整

 [Move selected modifications downwards in loading sequence]-[選択した修正をロードシーケンス内で下に移動]

選択した修正をロード順の下に移動して、[LoadIndex]‐[ロードインデックス] 列の番号を調整

[Check combinability of selected modifications]-[選択した修正の組み合わせの可能性のチェック]

Vissimが、選択した修正をシナリオに一括アップロードできるかどうかや、または機能から除外されるかどうかをチェックします。メッセージが表示され、チェックの結果が示されます。

[Check independence of selected modifications]-[選択した修正の独立性のチェック]

ロードシーケンスを変更したときに、選択した修正によってネットワークのモデル化に違いが生まれるかどうかをVissimがチェックします。

  • ロードシーケンスを変更してもネットワークのモデル化に違いが発生しない場合は、修正は互いに関連性を持ちません。つまり、[DependOn] 列による影響はありません。メッセージが開きます。[DependOn] 列に入力した関係を削除できます。
  • ロードシーケンスを変更するとネットワークのモデル化に違いが発生する場合は、修正は互いに関連性を持ちます。メッセージが表示され、チェックの結果が示されます。修正間の関係を選択しなおすこともできます。マトリックスファイルが [DependOn] 列に表示されます。
[Selecting attributes to be displayed in the grid]-[グリッドに表示される属性の選択]

属性を持つ列を [Modifications]-[修正] リストに表示するか非表示にするかを切り替えます。