歩行者のODマトリックスでの歩行者需要の定義

出発地と目的地を入力すると、ネットワークのすべての出発地-目的地関係の歩行者のODマトリックス時間間隔ごとに需要を定義できます。

  • 出発地-目的地関係のうち、歩行者インプット、経路決定、静的歩行者ルートが定義されていないものについては、Vissimにおいて歩行者インプット、ルート、経路決定が生成されます。入力した交通量が適用されます。
  • 出発地-目的地関係のうち、歩行者インプット、歩行者経路決定、静的歩行者ルートがすでに定義されているものについては、インプット値と関係する経路交通量がそれぞれ調整されます。変更のない経路交通量間の関係は維持されます。

注意:  

  • マトリックスが対称的にならないようにしてください。
  • トリックスのディメンションは、すべての時間間隔で同じになります。

1.  [Traffic]-[交通] メニューから、[Pedestrian OD Matrix]-[歩行者のODマトリックス] をクリックします。

[Pedestrian OD Matrix]-[歩行者のODマトリックス] ウィンドウが開きます。通常は、フィールドの編集、値のコピー、貼り付け、削除といった操作が可能です。

値は入力するか、クリップボードから貼り付けることができます(他のプログラムで使用しているMicrosoft Excelテーブルなどから)。

注意:  

  • OD関係ごとの交通量は、マトリックスの現在選択されている時間間隔にのみ適用されます。
  • インプット値には、複数のマーク付きOD関係を割り当てることができません。
値の入力

2.  歩行者数/hに目的の交通量を入力します。

3.  値をコピーする場合は、目的のセルにマークを付けます。

4.  ウィンドウ内を右クリックします。

5.  ショートカットメニューで、目的のエントリーをクリックします。

[Element]-[エレメント]

[Description]-[説明]

[Copy matrix]-[マトリックスをコピー]

別の時間間隔やドキュメントに追加できるように、マトリックス全体のマトリックスデータをクリップボードにコピーします。テーブル構造が適用されます。行と列のラベルは適用されません。

[Copy matrix incl. headers]-[ヘッダーを含むマトリックスをコピー]

ドキュメントに追加できるように、マトリックス全体をクリップボードにコピーします。こにはは、行と列のラベルのほか、グリッド構造といったすべてのマトリックスデータが含まれます。

この関係の値は、現在表示されている時間間隔にのみ適用されます。

  • この関係の別の時間間隔に値が入力されていない場合は、値0がこの時間間隔に自動的に入力されます。
  • この関係の他の時間間隔に値が入力された場合は、値は変更されずに保持されます。
クリップボードからの値の貼り付け

クリップボードの値は、コピーおよび貼り付け操作により、選択したセルから、下および右のセルに移動されます。クリップボードの列とセルの数は、歩行者のODマトリックスで使用される出発地および目的地データの列とセルの数よりも大きくならないようにする必要があります。

1つのエリアを出発地および目的地として使用することはできないため、これらのエリアには値は入力されません。 これらのエリアはグレーで示されます。

1.  正しい値をクリップボードにコピーしたことを確認します。

2.  歩行者のODマトリックスで、値をコピーして下および右のセルに貼り付けるために使用するセルを右クリックします。

3.  ショートカットメニューから、[Create]-[作成] をクリックします。