迂回路を回避するための迂回路係数の使用

動的配分の反復の中で、運転手は、新たな経路を試すことが奨励されます。これには、まだ旅行したことのないリンクや部分的ルートが含まれます (経路検索では各間隔において考えられる最適な経路のみが見つかる)。これは、経路集合では役に立たない経路につながる場合もあります。明かな迂回路である場合、その経路は役に立たないとみなされます。明かな迂回路とは、あるセクションをそれよりもはるかに長いセクションで置き換えた既知の別の経路から生成される経路を指します。この目的で、Vissimは、経路が分かれるノードの入口または出口から経路が再び一緒になるノードの入口または出口までの、ノードの全長とターン関係を計算します。

役に立たない経路であると判断するには、元の区画と比較してどれだけより長くなるかを定義することができます。たとえば、Vissimは、すべての経路に対して迂回路係数2を使用して、長さが2倍以上のセクションに置き換えられたセクションにおいて、それが他の経路の単なるコピーであるかどうかをチェックします。

1つのノード内でのみ2つの経路に違いがあり、そこで2つの平行したターン関係が使用されている場合(それぞれの経路から1つ)は、2つのターン関係が迂回路係数よりも長さで異なっていても、この迂回路係数が満たされていることにはなりません。ソフトウェアによって迂回路と認識されるには、2つのノード間の1つ以上のエッジで経路が異なっている必要があります。

1.  [Traffic]-[交通]メニューで、[Dynamic Assignment]-[動的配分] > [Parameters]-[パラメータ]をクリックします。

[Dynamic Assignment: Parameters]-[動的配分:パラメータ] ウィンドウが開きます。

2.  [Choice]-[選択] タブを選択します。

3.  [Path pre-selection]-[経路の事前選択] セクションで、[Avoid long detours]-[長い輪郭を避けます] を選択します。

4.  [Avoid long detours]-[長い輪郭を避けます].フィールドに目的の値を入力します。デフォルト値は2.50です。

それ以降、反復においてこの迂回路係数が考慮されるようになります。迂回路は、旅行時間や交通量データを伴わずに [Paths]-[経路] リストに表示されます (経路の属性)[Paths]-[経路] リストで同期が選択された場合、ネットワーク表示では迂回路が赤色で表示されます。